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【考古学】昔から用途不明だった謎の「古代ボール状石器」解析、食糧難に備えるためだった?

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1: 2020/04/24(金) 12:24:15.85 ID:CAP_USER

ヨーロッパや中東やユーラシア大陸など北半球の遺跡では、ボール状の石が頻繁に発見されています。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/stone-balls.jpg

しかし場所がバラバラな上に年代も数十万年〜200万年前と広く、何らかの意図がありそうですが、その肝心の用途が分かりません。

これは考古学界における長年の未解決問題でした。

そこで今回、イスラエル・テルアビブ大学の最新研究によって有力な答えが出されました。研究によると、ボール状の石は動物の骨を砕くために使われていたというのです。

一体なぜ動物の骨を砕く必要があったのでしょうか?

■ホームには存在しない石が使われていた

研究チームは、テルアビブの東12キロの地点にある「ケセム洞窟」で見つかった30個のボール状石器を調べました。

ケセム洞窟は、およそ40万〜20万年前に初期人類が住んでいた場所です。

見つかった石器は、完全な丸みを帯びてはいませんが、角が削られて、球体状に整っています。

面白いことに、その内の29個(1つは火打石と判明)は、同地では採取できないドロマイトや石灰岩からなっていたのです。

これは、ボール状石器がもともと他の場所にあり、それをテルアビブの人々が、ケセム洞窟に持ち帰ったことを示唆します。

おそらく、当時の社会では、自分たちで道具を新たにつくるよりも、住人のいなくなった場所を物色し、使えそうなものを再利用する方が早かったのでしょう。
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■石の付着物から用途が判明

さて、問題は「何のために石が使われたのか」ということです。

研究チームは、29個のボール状石器の内、実際に使用された痕跡のある10個を入念に調べました。

すると、石器表面に、動物の骨に含まれる海綿骨やコラーゲン繊維、脂肪分などの付着物が見つかったのです。

これは明らかに、石器が骨を砕く道具として使われたことを示します。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/journal.pone_.0230972.g011.png

また研究チームは、同じ原料からレプリカをつくって、ボール状石器の有効性をテストしました。結果、骨を砕いて中の髄を取り出すことに成功しており、石器の有効性が証明されています。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/journal.pone_.0230972.g009.png
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研究主任のエラ・アサフ氏は「当時の狩猟・採集社会では、動物の骨髄が貴重な栄養源であったため、石器も重要な役割を果たしたでしょう」と話します。

また、本研究は「動物の骨髄が人類最古の缶詰フードだった」という同チームの先行研究にも繋がります。

ケセム洞窟では、髄の取り出された動物の骨が多数見つかっており、住人たちは食糧難に陥った際の保存食にしていました。

実験では、「骨内部の髄は9週間まで鮮度が保たれる」ことが実証されています。

そして、髄を取り出す際に使われたのが、このボール状石器だったのかもしれません。

研究の詳細は、4月9日付けで「PLOS One」に掲載されています。

https://nazology.net/archives/57312

2: 2020/04/24(金) 12:25:34.98 ID:YyIlxetr
どう考えても野球

 

23: 2020/04/24(金) 19:30:22.79 ID:KZdPUFuS
>>2
ホームレスをこれで

 

26: 2020/04/24(金) 21:15:27.19 ID:64f0MIOY
>>2
デッドボール受けたくねーな

 

4: 2020/04/24(金) 12:34:34.96 ID:75Q+Q0rm
骨髄ってコラーゲンだろ?栄養的にそこまでいらんでしょ。

 

9: 2020/04/24(金) 12:53:59.71 ID:AQhWmzZ7
>>4
皮製品を煮出して出てきたものを食べるなんてあるし食糧難ならおかしくもない

 

22: 2020/04/24(金) 18:38:33.76 ID:eL8DV5tv
>>4
いや、血球細胞を作る場所だから新鮮な細胞が詰まってる
肉と違って細胞密度が高いので、細胞膜由来の脂質が多くて旨いよ
家畜じゃなくて野生動物だと、痩せてて肉は硬いけど脳と骨髄はジューシーで栄養豊富で大事な部位だ

 

5: 2020/04/24(金) 12:36:44.27 ID:Q/ga3Yxi
あの巨体なコスタリカの真球のことかと思った

 

7: 2020/04/24(金) 12:40:44.32 ID:OnHpnfBO
コロコロしてつぼを押す医療用具
あるいはご神体

 

8: 2020/04/24(金) 12:50:18.32 ID:wXf6C820
牛骨ラーメンのスープ作り

 

10: 2020/04/24(金) 13:08:38.65 ID:FxEIwRvE
9週間は長いな

 

13: 2020/04/24(金) 13:22:01.30 ID:87VykM6C
>>10
当時にそれだけ保存出来るってのは助かっただろうな
恐らく狩りの成功率だってそれほど高くなかっただろうしね

 

11: 2020/04/24(金) 13:11:00.89 ID:+BMfSjHm
骨髄とか喰いすぎて
ビタミンA過剰症になるくらいだもんな

 

15: 2020/04/24(金) 13:46:31.63 ID:v4YXGaN0
現生人類の食生活にあんまり痕跡を残してないのが不思議。
もしこれが本当ならいまでも骨髄主食の民族とかいても不思議はないのでは

 

16: 2020/04/24(金) 13:53:52.10 ID:L3sdwXMc
なるほど。骨髄って保存が効くからか。
狩猟生活で保存できる食糧ってのは貴重だものね。
人口は食糧が一番足りない時点で規定され、波があるから、農耕民族の感覚からすれば平時は結構食い物が溢れるのよね。
で余剰労働力が余るから食い物が足りない時のためなんかしとこうって発想になって、石器なりなんなり作るんだろうな。

 

18: 2020/04/24(金) 14:46:03.92 ID:yWU8V2jw
有名なコスタリカの石球もか。

 

19: 2020/04/24(金) 14:55:59.08 ID:87VykM6C
これって保存しようと思って取って置いたのかそれとも食べられる所は一気に食べてしまったのか
どちらに依るかで意味合いが変わってくるね

 

20: 2020/04/24(金) 17:35:22.09 ID:FvVnPyMz
お肌ぷるるん!とか人類のご先祖様たちもやってたんだな

 

21: 2020/04/24(金) 18:25:35.34 ID:IiKN5y0v

同じ場所で大量にあるのだから、常用してた様に俺は思うけど。
普段、そこまで使わない道具ならそこまでの数必要ないだろうし
ナイフやフォークみたいに一人一つレベル、そこまで行かなくても少数で囲む鍋のお玉位の道具だったのでは?

勿論保存位はしただろうが、この石器だけで食糧難への備えと決めつけは出来ない。直ぐに食べたかも知れない。
単純に骨割りハンマーでした!でいい
骨髄食は肉食動物には普通だし、咬筋力の弱い人間は道具を使った

 

25: 2020/04/24(金) 20:59:05.32 ID:PJcdKyRN
骨髄が食えるようになって人間の脳は急速に発達した

 

32: 2020/04/27(月) 13:48:23.99 ID:0GJjxKhX
タヒ体の骨を砕いて食べてたのかもしれないな。

 

33: 2020/04/27(月) 14:17:47.56 ID:6pduOO0K
砕いて食べる道具なら
植物性の食物も多く砕いたと思う。

 

37: 2020/04/27(月) 20:38:54.04 ID:JMnm4oCr
タスラムやん、そりゃ骨髄くらい付いてて当たり前

 

 

引用元: https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1587698655/

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