豊臣秀吉と徳川家康、西洋での評価は?17世紀イタリアの本に肖像画や性格の記述
2021/02/22
17世紀後半のイタリアの本に、豊臣秀吉と徳川家康の肖像画や性格、功績の記述があることが確認された。
当時、欧州で流行した肖像画付きの人物伝に日本人が紹介される例は珍しく、日本の鎖国期に両天下人がどう語られていたかを示す史料として注目される。
■17世紀後半 イタリア「武将列伝」
https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210222-OYT1I50054-1.jpg
「Daifusama(内府様)」として紹介されている徳川家康(国際日本文化研究センター所蔵「著名武将列伝」から)
https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210222-OYT1I50055-1.jpg
「Taicosama(太閤様)」として紹介されている豊臣秀吉(国際日本文化研究センター所蔵「著名武将列伝」から)
本は、ナポリの弁護士ロレンツォ・クラッソが世界の武将約100人の生涯をまとめた「著名武将列伝」(1683年刊)。
国際日本文化研究センター(京都市)のフレデリック・クレインス教授と小川仁・機関研究員が調査した。
肖像画は銅版画で、2人はマントや帽子をつけた西洋風衣装。クレインス教授によると、戦国期に宣教師が訪れた際、
日本人を白人と認識した記録が残り、その影響がうかがえるという。
翻訳、分析を行った小川さんによると、2人の記述は、17世紀前半の鎖国開始以前に日本を訪れていたイエズス会士の書簡をもとにした可能性がある。
秀吉は「体は小さいが丈夫で気性は荒い」と記述。おいの豊臣秀次の粛清やキリシタン迫害などから、「年を追うごとに残忍性や野心が増した」とされた。
古代ローマ帝国で優れた政治手腕を発揮しつつも恐怖政治を敷いた皇帝にちなみ、「日本のティベリウス」とも評されている。
家康は「恰幅の良い中背で陰気な目をしている」と記された。
秀吉タヒ後に権力を握った後、低い身分出身で「有力者らを弾圧した秀吉と異なり、高貴な血を引く家康は彼らを手厚く保護した」と分析。
キリシタン弾圧についても触れ、「徳を持ち合わせているものの、邪悪、貪欲、尊大、用心深さ、狡猾さの方が上回っていた」とした。
クレインス教授は、「鎖国前までは宣教師の記録が豊富で、啓蒙主義の発展した18世紀には、西欧と日本の比較などに関心が持たれていた。
しかし、17世紀後半は西欧の知識人が日本をどのように認識していたかが分かる史料は少なく、空白を埋めてくれる発見だ」と語る。
今後、小川さんが秀吉・家康部分の全訳を含む論文をまとめる予定だ。
でも、日本にも似た人たちが現存してるよネト
実際には、邪悪、貪欲、尊大、用心深さ、狡猾さが無ければ勝ち残ってないだろうな。
キリスト教や宣教師に対する態度でバイアスはかかっているだろうけど。
引用元: https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1614002485/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません