死海文書を長期間の保存に耐えさせた古代ヘブライ人の塩対応
死海文書の中で最も長いものを作成した古代ヘブライ人は、羊皮紙が過去2,000年にわたって非常によく生き残るのを助けたかもしれないユニークな技術を使用してそうしました、と研究者は発見しました。
科学者はテンプルスクロール(すべてのスクロールの中で最もよく保存されているものの1つ)を分析することにより、羊皮紙が予想外の異常な方法で処理されたことを発見し、今後の保存方法に関する洞察を提供しました。
死海文書は、1946年から1956年の間にユダヤ砂漠の洞窟で見つかった981のヘブライ語のテキストのコレクションです。
彼らはローマの侵略者から彼らを保護するために、2000年前に隠されていたと信じられています。 マサチューセッツ工科大学(MIT)の声明によると、彼らはエッセネ派のメンバーによって数フィートの残骸とコウモリのグアノの下に埋葬されました。
発見以来、巻物は広く研究されてきました。 文書、手紙、宗教文書が含まれていますが、新しい詳細がまだ見つかっています。
昨年、新しいイメージング技術を使用した研究者は、一見空白の文書に隠されたテキストを発見しました。 2017年、エルサレムのヘブライ大学の考古学者は、巻物が収納されていた12番目の洞窟の発見を発表しました。
ただし、過去の情報を保存するだけでなく、死海文書には当時使用されていたと思われる材料と処理技術に関する情報も含まれています。
羊皮紙は、通常、動物の皮膚から髪と脂肪を取り除き、それを石灰溶液に浸すことによって作られます。 その後、クリーニングされ、フレーム全体に薄く引き延ばされます。 乾燥したら、塩で時々こすります。
MITのAdmir Masic率いる研究者チームが、調査のためにテンプルスクロールの1インチサイズの断片を提供しました。
長さ約25フィートのこの文書は、最大の巻物の1つです。 また、最も薄いものの1つで、約10分の1ミリメートルです。 それでも、テンプルスクロールは、これらすべての歴史的なテキストの中で最もよく保存されているものの1つであり、最も鮮明で最も白い書面を持っています。
Masicと彼のチームは、テキストの化学分析を実施し、特別に開発された非侵襲的手法を使用して羊皮紙がどのように作られたかを調べ、テキスト表面の数千の要素を識別できるようにしました。
研究者は、この塩コーティングがテンプルスクロールに明るい白色の表面を与えたものであり、保存に役立つ可能性があると言います。
テキストの重要性は、塩の異なる混合物で扱われた理由かもしれません。 ニューズウィークへのメールで、マスチックと共著者のイラ・ラビンは次のように述べています。
「テンプル・スクロールは非常に特別なものでした。聖典だけではありません。 テンプルスクロールは、特に美しいスクロールを作成するために行われました。」
google翻訳一部割愛
https://www.newsweek.com/dead-sea-scroll-preservation-mystery-1457864
https://d.newsweek.com/en/full/1525330/temple-scroll.jpg
>>1 はあまりにひどい翻訳(というより誤訳)で、元の記事の意味がわからないので、元の記事のポイントを書いておくよ。
全訳は面倒だから勘弁してくれ。
●『テンプル・スクロール』(注1)は死海文書の中でも最も保存状態が良いが、その秘密をMITの研究者が解明したと発表した。
●普通の羊皮紙(注2)の作り方は、動物の皮から毛と脂肪を取り除き、石灰の溶液に浸した後、洗浄して枠にはめて薄く伸ばす。乾いたら塩をすり込むこともある。
●この『テンプル・スクロール』は約7メートル半と、死海文書の中でもいちばん長いクラスの巻物であると同時に、厚みも0.1ミリ程度と最も薄いクラス。にもかかわらず、他の死海文書の巻物より保存状態がきれいだった。
●研究チームが化学的分析をしたところ、『テンプル・スクロール』の表面には無数の物質が検出された。鹹水(塩水)を何度も蒸発させた多様な塩分(カルシウムやナトリウム、硫黄などを含む。)が表面に層を作ってる。
●この丁寧な特別の塩分コーティング処理は、『テンプル・スクロール』が死海文書の中でも特に重要な内容の文書だったためになされたものと研究チームは推測している。これは今後の保存方法のヒントにもなると思われる。
●この塩分の成分は死海の水の成分と一致せず、どこのものかは不明。
※注1:スクロールは「巻物」。この時代の書物の材料は羊皮紙かパピルス。形態には巻物(スクロール)と冊子(コデクス)があった。死海文書(The Dead Sea Scrolls)はすべて巻物。
※注2:parchmentは羊以外の動物の皮も使うが、慣用で羊皮紙と訳しておくよ。
>>41 ありがとう
死海由来の塩を使わなかったとか
その羊皮紙が死海付近で作成されたものじゃなかった
高級な羊皮紙を制作するために
秘伝のレシピがあった
等々色々かんがえられるかなぁ
羊皮紙作成はググると出てくる
羊の毛が付いた皮の所からスタートしててすごく大変そうだった
紙はどうかとググったら
「麻紙は、最も古くから漉かれた紙である。原料は大麻(Hemp)や苧麻(Ramie)の繊維で、
麻布のボロや古漁網などからパルプを作った」とウィキペディアにあった
一方に中国ではほぼ同じ時代に、紙の量産技術が確立し、紙の普及が始まる。
やはり中国は本当にすごい文明国だなあと思う。
中華文明の手柄であって中国という国は関係ないからwww
>>56
ウィキペディアをもうちょっとめくったら
日本には7世紀までに、イスラム世界には8世紀頃つたわったという
ヨーロッパにはその後伝わった
木版印刷も中国だしなあ
昔はクリエイティブな人がめちゃくちゃ居たのか
今の中国は悲しく感じる事が殆ど
>>55
なるほど
だから宇宙向けなのか
グーグル翻訳は死海文書も翻訳出来るのか
デジタルデータなんぞ100年後に残っているとは思えない
石だ
万年単位で残る
彫るのが大変だよ
表面に書きつけただけだとよほど環境の良い所でもなければ残らんし
3億年のデータ保存が可能 石英ガラスに100層記録、容量BD並みに
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1410/20/news112.html
スーパーマンのクリスタルはあながちハッタリでもないのか
データ再生装置が3億年後に存在していないと無意味
デジタルデータが長期保存できない理由はこれである
抽象的な遺跡の壁画だと思ってたら実はQRコードみたいに読めたりしないかしら
石英って水が無い環境では強いけど
温泉みたいなところでは数十年単位で
変質しちゃうって言うね
少しずつ変わって味が深まっていく
口伝ってつまり失われる前にバックアップとるってことなんだからデジタルデータと一緒やろ
残念 口伝しかなかったアイヌは歴史はおろか言葉すら残らなかった
書き込むのか?
死海にあったのがソドムとゴモラ
その書物である死海文書を保存するために
ソドムとゴモラの住人でできている塩を練り込み上げてる
これだけでも創造主の怖さを理解できるだろう
これを公表するとカソリックの教えとの整合性がつかなくなるから
バチカンは全ての公表を差し控えている
>>40
死海文書はキリスト教徒は関係無し。
ユダヤ教の中でも、当時のエッセネ派またはその特殊な分派で、集団生活をした教団が残したいろんな書類・文書が、偶然現代になって洞窟から見つかった。
内容は宗教だったり、教団内の内規や書類だったり。
イスラエル(パレスチナ)で発見され、死海文書はイスラエルが所有し、研究用に公開している。
カトリック教会は手を出すことなどできない。
で、死海文書はウェブサイトで画像でみられるようになっている。
https://www.deadseascrolls.org.il/
上のURL解説付きで全部検索して画像が見られるぞ。
>>44
死海文書は紀元前後のユダヤ教の一宗派の教団が残した文書。
イエスとおおまかには同時代のユダヤ教資料がたくさん出てきたので、イエスの活動に関係する情報もその中から見つかるのでは?ということで、欧米のキリスト教徒が強い関心をもって大騒ぎになった。
結局、イエス関連や洗礼者ヨハネ関連の情報などは出てこなかった。
(こじつけの説などはいっぱい書かれたが、学問的に証明されたものは無い。)
けれども、イエスとその時代を研究する学者にとっては非常に重要な資料になってる。
ナザレのイエスと同じ時代に近隣で活動してた教団だからね。
死海文書は、新約聖書は関係ないが、ユダヤ教教団の文書だから旧約聖書関係の内容はたくさん含むよ。
ぶっちゃけ、死海文書の内容より、エジプトのアマルナ文書の内容の方が大変面白い
当時の外交関連が記載されてて本当に面白い
アッシリア、ヒッタイト、ミタンニ、バビロニアと言った諸国と外交しまくってて非常にワクワクする。
そもそも旧約聖書自体がバビロニアのギルガメッシュ叙事詩のパクリだしな。
マルコ・ポーロの東方見聞録も羊皮紙に書かれたしな
ローマでは遣欧使節団が使ってた鼻紙を大切に保管してたな
引用元: http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1567846404/
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