生まれつき身体的あるいは機能的な異常が見られるのが先天異常で、染色体や遺伝子、環境など原因は複数あるとされる。世界保健機関(WHO)によると、新生児の約6%が何らかの先天異常を有している。
東島さんと京大医学研究科の山田重人教授は書紀を読み込み、初代天皇とされる神武から第41代持統までの天皇を含む、身体・機能特徴に関する特異な記述を抽出して分析、診断を試みた。古い時代の記述には信ぴょう性が確かでない部分があるという問題はあるものの、身長の異常10例▽過剰な組織または器官形成6例▽言語または行動の異常6例▽通常と異なる顔または体の特徴6例▽色素異常3例――の5タイプに分類した。その他にも、2例があった。
例えば、第12代景行天皇の息子の日本武尊(やまとたけるのみこと)と、その子の第14代仲哀天皇は身長約3メートルだったと記述されている。景行天皇も高身長だったと「古事記」に記録されており、東島さんらは「数字は誇張されているが、親子孫3代にわたる高身長は遺伝的特性と考えるのが現実的。仲哀天皇は高身長に加えて急タヒというキーワードから、遺伝性疾患であるマルファン症候群だった可能性もある」とした。
応神天皇(第15代)は出生時、前腕部に肉の塊があって盛り上がっていた。長命だったため「悪性ではなく、リンパ管奇形が原因の可能性が高い」とした。
第11代の垂仁天皇の30歳の皇子は「物を言うことができない」「赤ちゃんのように泣いてばかりいる」という表現から、言語障害の可能性が考えられた。白鳥と遊ぶことに執着し、最終的に話せるようになったことを含めて総合的に考え、東島さんらは自閉症の可能性が高いと判断した。
第21代雄略天皇と第25代武烈天皇はすぐに激怒し、○人を犯す行動異常が見られ、雄略天皇は記述だけから考えると衝動性の一種である間欠性爆発性障害を患っていた可能性があるとみた。孫の武烈天皇にも遺伝的影響の存在を解読できる一方、その次に即位した継体天皇の正当性強調のため、書紀は武烈天皇を暴君に描いたとする従来の歴史研究にも触れた。
朝廷に抵抗した地方の人々については、「鼻が垂れている」「とがった顔」「毛むくじゃらの人」などの描写もあった。しかし、東島さんらは「先天異常とは関連していない。人々の手ごわさや軽蔑の感情から生じた」と結論づけた。
第22代清寧天皇は「生まれつき白髪だった」と書かれ、メラニン色素生合成の低下で引き起こされる白皮症の可能性を指摘した。
京都大学白眉センターの東島沙弥佳さん=本人提供
東島さんは奈良女子大で動物考古学を専攻後、理系に転じて京大大学院で人類学・解剖学を学んだ「しっぽの研究者」。「神武天皇がしっぽの生えたヒト2人に会った」という書紀の記述を記憶していたことから、今回の研究はスタートした。約2年半の研究を通じ、2人のしっぽは「何らかの先天異常を表すというよりも、権力の象徴など他の事実の比喩」と考えるようになったという。【早川健人】
毎日新聞 2024/4/24 12:00(最終更新 4/24 12:00)
https://mainichi.jp/articles/20240422/k00/00m/040/031000c
>身長の異常10例
昔は長さの単位が統一されてなく
地域の豪族のトップの地位の者の「ひろ(腕を広げたときの左手の先から右手の先)」「つか(握りこぶしの横幅)」などで決めていて
トツプの者が成長したり老いたり、また世代交代などがあれば長さが変わってくるから
記述だけで身長等に異常が10例あったと判断するのは困難だと思うが
京都大学のお暇な文系バ○研究員は何をもってそう決めつけたんだろう
聖書とかには、針小棒大に描かれているのが多いのに
古事記や日本書紀には、この手の様な負の話が多く書かれてるんだよ…捏造説を否定する理由なんだ
古代中国の王様の目ん玉が縦だったというのに
興味あるわ
伝説だと思われていたら土人形も見つかるしな
バセドウ病かね
縦どころが眼球の黒目部分が飛び出てるやつか
あれ面白いよね
高身長が三代連続で記述されてるからじっさいに高身長だったとか、そんなのなにも根拠がない
理系が文系の素養がなくて変な結論に走る一例にみえる
もともと文系の人らしいよ
>東島さんは奈良女子大で動物考古学を専攻後、理系に転じて京大大学院で人類学・解剖学を学んだ
男塾の世界観?
確かにそうなんだけどさ世界各地の伝説で身長数メートルなんてゴロゴロしてるじゃん?
そのへんはどう解釈するのが正解なんだろうね
言ったもん勝ち
になっちゃうのよね。
この程度の事は素人の熱心な研究家でも言えちゃう。
研究を生業にしてる連中なら、こうやってアピールしないとスルーされる程度の研究。
この研究は誰でも言えるギャグに近いもんだが
シュリーマンとかいるから伝説を馬鹿にはできぬ
(‘人’)b
カルロス2世の話をやめれ(笑)
耳がめちゃくちゃ大きい→相手の話をよく聞く人
という感じで、人格を身体的特徴で表すことが多かったけど
日本書紀のもそういう要素なんじゃねえの?
たしかにこのへんの時代の皇族は大体皇族同士でしか子供作らなかったからカオスだよな
ちょっと前まで血の濃さから
いろいろあるよね
そりゃ天皇家だけ無いとかないわ
それでも世界で特殊な歴史だから
このままでいいと思ってる
異種で交配して子供が生まれたがすぐタヒんだとか
710年あたりに編纂されたけど・・
イスラエルの方で
イエス=キリスト様が隣人愛を説かれたのは
AD30年頃、日本の弥生時代の中頃だよね
日本人が村を形成し高床式倉庫に米を蓄え
貧富の差ができはじめた頃だな
その後、 200年くらい経って女王卑弥呼が
出たけど、後に残る言葉にしろ思想にしろ
何も残していない 593年聖徳太子がやっとこさ
人は和をもって貴しとなすと言ったとか
言わなかったとか
この国はどんだけ遅れてるのと?
そしてあちらさんに追いついてきてるの?と
アフリカから人類は歩いて北へそして東へ日本が遅れるのは仕方がない
とはいえ、現在の日本列島には約3万6000年前~2万2000年前には人類が到着(いずれも沖縄)していたから…中国の歴史書が無ければ奈良時代まで文献が何も無いというのは痛い
木簡でも出土すればいいんだけれど
天皇家に関しては古墳発掘と出土品の研究が出来ればいいんだけどねぇ
木簡は630年代のものがあるはず
銘文入り刀剣ならさらに数世紀遡る
平城京跡木簡かな?流石に文献とは呼べないとは思うけれど…
刀剣や鏡は大陸からの輸入や国内レプリカが多いんじゃなかったっけ
倭奴國や邪馬臺國は大陸の柵封を受けていたから、当時の中国語を解する人材がいたのは間違い無いと思うけれど
それも平安時代以降の人物だったな
明らかな記録書の文章に基づいていた。
だが、スレタイの記紀レベルの記述では、根拠が希薄すぎるだろ
東アジアも核ゲノム好太王碑や半島の前方後円墳補うイーリアスだと思うけどね
イーリアスと同じく歴史事象が多い
まず天皇家や旧華族の調査してほしいよなあ
日本の支配階層のルーツがどうだったのか
巨人症なら有りうる、血筋命の天皇家なら現代ではありえないレベルの
近親相○でリアル超生命体がいたかもというロマンもないではない。
古代に巨人症の人間がいたとして、何故それ以降の時代に誰も目撃した記録がないんですかねえ?(実在した記録がない)
3メートルとか無理ありすぎ
不遇の存在を単に見下すんじゃなくて逆に神聖なものとして扱う日本の古代の考えが見えてくるのも面白いところだね
引用元: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1713938737/
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