【古生物】南半球最古の「幻の哺乳動物」を発見!「大陸の哺乳類とは異なる進化線」
1999年、アフリカ東南部・マダガスカルで発見された動物の化石が、20年の研究期間を経て、ついに新属・新種の哺乳動物であることが特定されました。
この動物は「Adalatherium hui(以下、A.hui)」と命名され、これは「狂ったケモノ(crazy beast)」を意味します。その名に負けず、奇妙な生態・進化を辿っているようです。
生息年代は中生代末期の「マーストリヒチアン時代(約7210万年〜6600万年前)」。
研究を行ったオーストラリア・モナーシュ大学は、「南半球で発見された最古の哺乳動物である」と話しています。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/010-adalatherium-hui-1.jpg
■「幻の哺乳類」の秘密をあばく鍵となる
研究の結果、A.huiは「ゴンドワナテリア」と呼ばれる幻の哺乳類に属することが分かりました。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/010-adalatherium-hui-1.jpg
ゴンドワナテリアは、同時期の南半球にいた哺乳動物群のこと。すでに絶滅しており、化石記録も少ないため(歯と顎の一部のみ見つかっている)、詳細はほとんど知られていませんでした。
そこへ来て、A.hui(しかも全骨格)が見つかったことは奇跡に近いでしょう。
これで、幻の哺乳群であるゴンドワナテリアの解明が一気に進展することが期待されています。
独自の進化ルートをたどっていた
さらに、A.huiは、大陸にいた哺乳動物とはまったく異なる、独自の進化ルートをたどっています。
A.huiが生息したマダガスカルは、もともとゴンドワナ大陸という超大陸に属していました。
ゴンドワナ大陸は、約1億8000万年前に分裂を開始し、7000万年前に、インド・南米・オーストラリア・アフリカ・マダガスカル・南極へと分かれたのです。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/500px-Laurasia-Gondwana.svg_.png
この大きな動きの中、マダガスカルは、約8800万年前にインド亜大陸から分裂し、今日見られる孤島として独立しました。
そして、A.huiがマダガスカルに誕生したのはそれからさらに2000万年ほど後です。
つまりA.huiは、始まりから隔離された世界の中に生まれ、大陸の哺乳類とは異なる進化線に入ったのです。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/04/file-20200429-110775-1nezuc4.jpg
Adalatherium 3D reconstruction and skeleton https://youtu.be/cY8jVAsjdrM
続きはソースで
後ろ脚ががに股気味なのを見て
三畳紀あたりのキノドンの昔の復元を思い出した
>>1の仲間がまだ卵を産んでたか袋があったのかなんてのは
憶測の域を出ないだろうなあ
答えは哺乳有袋類か??
これ赤道以北ではまだ1例も見つかって居ませんなんて嘘つけないよね??
何かが違うんだろう!!
えー?? パンダは、お腹に袋有るんだ!!
最近のパンダは親の袋に入れられて驚くそうだ??
カンガルーの袋に入れたら、面白い進化するかも知れないね
パンダカンガルなんて良いかも??
異なる進化なのだと思ったが
有胎盤類かどうかもあやしいのか?
引用元: https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1588827511/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません