【国際】人類が人肉を食べた「共食い」最古の痕跡か、145万年前…思わず「ありえない」と研究者
およそ145万年前、ある人類が、仲間のひとりを食事として消費したようだ。ケニア北部の遺跡で発見された古い脛骨(けいこつ、すねの内側の骨)には、肉を切り離す処理がなされたことを示す切り痕が残っている。これは、ヒト族(ホミニン)が共食いをしていた最古の証拠となる可能性がある。論文は2023年6月26日付けで学術誌「Scientific Reports」に発表された。
この行為は食料を必要としていた人々によって行われた可能性が高いと語るのは、論文の筆頭著者である米スミソニアン国立自然史博物館の古人類学者ブリアナ・ポビナー氏だ。「飢えた人々が、空腹を満たすためにタヒんだ人間を食べていたのです」
これは、われわれの祖先が145万年前に共食いをしていたことを示す明らかな証拠のように見えるが、肉の処理をした者とされた者のどちらについても、種の特定には至っていない。おそらく、関わった彼ら全員が、当時一帯で支配的なヒト族であったホモ・エレクトスだったと思われるものの、ホモ・ハビリスやパラントロプス・ボイセイだった可能性もある。
もし食べた側と食べられた側が別の種だったなら、厳密には「共食い(カニバリズム)」ではなく「人肉食(アントロポファジー)」になるとポビナー氏は言う。いずれにせよ、これらのヒト族はおそらく互いに似たような見た目をしており、肉を骨から削ぎ落とした側は、自分たちが食べる相手が誰であるかを気にしなかっただろうと氏は指摘している。
現生人類であるホモ・サピエンスの間では、はるか昔から共食いに対する多くの文化的タブーが存在した。その結果、人間が共食いを行う際には、タブーを克服するために儀式化される場合が多かった。しかし今回のような、より初期の人類は、おそらく人肉を食べることにそうした意味を持たせることはなかっただろうとポビナー氏は言う。「これほど古い時代に儀式が存在したとは思えません」
食肉処理が行われた理由はともかく、ポビナー氏は、今回自分が発見したものをにわかには信じられなかったという。「見たとたんに思わず『ありえない』とつぶやいてしまう、そんな瞬間でした」
■謎めいた痕跡の正体は
(省略)
■ヒト族の人肉食、儀式か栄養目的か
ヒト族は100万年以上前からヒト族を食しており、今回の研究はその最初期の証拠となるかもしれないと、英ブライトン大学の考古学者・人類学者であるジェームズ・コール氏は述べている。氏は今回の研究に関わっていない。
ヒト族の骨に残る食肉処理の明らかな証拠として最も古い例は、これまではスペイン、アタプエルカ遺跡から見つかったものだったとコール氏は言う。それらの骨は80万年以上前のものと推定されている。
しかし、「こうした行動がもっと古くから行われていたことは十分にありえます。動物界に共食いの例が多く見られることを考えれば、そうであったことはほぼ確実でしょう」
このヒト族がなぜ別の個体を食べたのかという疑問については、答えを見つけるのは容易ではない。「彼らの目的が栄養摂取だったのか、それとも儀式などのより複雑な文化的活動だったのかを見極めるのは困難です」と、豪グリフィス大学オーストラリア人類進化研究センター所長を務める古人類学者マイケル・ペトラーリア氏は述べている。
それでもポビナー氏は、今回の事例は食料が必要だったために行われた共食い、または人肉食だったと考えている。ホモ・エレクトスにも、同時代にいたその他のヒト族にも、埋葬などの儀式的な行動を示す証拠は見つかっていないため、彼らが人肉を食べるうえで儀式的なアプローチをとったとは考えにくい。
儀式としての共食いは、われわれの種に特有なのかもしれない。たとえば、旧石器時代のホモ・サピエンスの骨から、儀式としての共食いがあったと推測する研究もある。共食いはまた、より新しい時代であるアステカの宗教にも見られ、そこには食べられる側と食べる側を決める厳格な規則が存在した。船が難破したときなど、生き残るために共食いが行われる場合にさえ、くじ引きのような儀式化された行動が見られる。
ネアンデルタール人の間にも共食いの証拠はあるが、こちらはどうやら純粋に栄養摂取を目的としたものだったようだ。「共食いに関して儀式的・文化的な側面が多く見られるのは現生人類の方です」とポビナー氏は言う。(以下ソース)
6/29(木) 17:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa56775f0f26e6f9b2b2c8dbbce0337982e18d0
食ったかどうかわからんだろうに
なんかの生け贄にするために肉を削ぎ落としたのかもしれん
この手の考古学的話だが、似たような話を昔聞いた事がある
どこの原人だったか忘れたが、大腿部の骨を意図的に折って骨髄を食べていたような話だったかな?
よく分からんな
誰かガンダムで例えてくれないかな
ゼータガンダムがリックディアスを撃ったらガンダムの同志撃ちになるのかどーか
百式からアウト派とリックディアスからアウト派での争い
ちなみにサイコガンダムは満場一致でセーフ
そうならないように争い合ってばかりおらずに食料生産や環境整備に力を注げ
注いでも自然の前では無駄になることもあるが
儀式的とは言うけれど、どうして船の上では優先順位付けや公平な采配がなされて
陸の上では子○しや不公平が行われるのだろうか?
生き残りたい者がいれば儀式にはならずホラー映画になるのでは?
ヒトも野生だった頃はヒト食べるだろそりゃ
実際に抗争中は食ってた
それが相手への敬意を表すとか意味不明な解釈ついてるけど
マオリ族は、世界でも有名な戦闘民族・人食い民族かと
マオリ族による初期の文化接触変容 溝口夫
kobe-c.repo.nii.ac.jp/
> イギリス船ボイド号(五百トン)が マオリ人により焼払われたという報道が伝った。
> ボ.イド号の乗組員は数名を除き殆んど全部○され、
> 少くとも約七十名が食われてしまったのである。
>>580 近代日本と国内植民地 – 立命館大学
> 「アイヌ」の項目(名取竹光氏執筆)には,
> 「十勝アイヌはもっとも後年まで,人肉を食べ たと伝えられているが明らかでない」(32頁)と書かれて
獲物が獲れた日はどんちゃん騒ぎ、
獲れなった日が続いた日には(次は誰だ?ガクガクブクブク)って日常かなw
害というか病気がやばい
牛や豚がかかる病気の病原菌はほとんどが人間には感染しないけど
人間同士だと100%感染する
食肉を加工する屠畜業者に比べて
人間のタヒ体を解剖する解剖医が何倍も衛生面を気にするのもこのため
書いてる人も居るように共食いってのは他の種では見られる行為ではあるが、限定的なもので飢餓だったり防衛本能と言えるもので起きるものとされてる
でも人間は知られる限り古代から共食いはタブーとされて来た
それが宗教という倫理装置による影響なのは確かだけど、「元々してなかったのを明文化したもの」なのか「行われていたものを何らかの理由で禁じた」のかが分からなかったってのはある
この発見で共食いタブーは「行われていたものを何らかの理由で禁じた」可能性が強くなったってもの
一応、部族戦争中には狩猟や採取などの食料確保が出来ないからと言う理由はある
…けどまぁ経験者の話じゃ割とウッキウキで人狩りしてたみたいだが
家族が亡くなった際に遺族が遺体の一部を食べて
「亡くなっても俺たち家族は一緒だ」と
はだしのゲンで主人公が母ちゃんの遺骨を食べたのもその気持ちの現われ
ヤクザ映画でもあったよな
生きてるうちはペンギン狩る方が楽だろうからしなかったろうけどたまたまタヒんだ時に腹減ってたら食うかもな
普通にいたやろ昔は。
引用元: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1688049859/
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