【歴史】イスラム世界の衰退は「微積分学」を拒否したから…知的世界で西欧の逆転許したプライドの高さ
■イスラム社会で「立法権」を持つのは
(中略)
■ウラマーは微分積分を受け入れなかった
ところがこのウラマーは、歴史の大きな流れのなかで近代西欧の新しいテクノロジーに対応することができなかった。彼らは代数学などでは高いレベルを誇っていたが、西欧が生み出した画期的な新兵器である「微積分学」を受け入れることができなかったのである。
この新兵器は、それを使えば天体であれ砲弾であれ空気の分子であれ、とにかくこの世の「動く物体」について、その未来位置を正確に予測して対応することができ、言葉を換えれば森羅万象の動きをすべてコントロールする能力を人類に与えた。
これはそれまでの数学とは次元の違うほどの威力をもつもので、その力がついには人類を月に送り届けることを可能にしたのであり、それをもつかもたないかは文明の能力として決定的な差となって現われる。そのため、それに乗り損ねたことは、イスラムが近代テクノロジーから脱落する致命的な要因となってしまったのである。
では、なぜイスラムがそれに乗り損ねたかというと、それは、1つには皮肉にも彼らがむしろ高いレベルの数学をもっていたため、そのプライドが逆に災いしたこともあるが、西欧キリスト教文明が世界を「調和的宇宙=ハーモニック・コスモス」と考えたがるバイアスをもっていることが、大きく影響している。
これは、西欧が古くからもつ一種の性癖である「すべての現象は幾何学的にきれいな形に調和している」と仮定する考え方から生まれた発想であり、彼らは宇宙も幾何学的に整合性がとれた形をしているだろうと見なす傾向が強い。ところがその一方で微積分学は、問題が幾何学的にシンメトリー性を強くもっているほど威力を発揮する、という特性をもっているのである。
■微積分学の弱点―「三体問題」が解けない
西欧キリスト教文明はそのような「ハーモニック・コスモス信仰」をもともと強くもっていたため、微積分学が現われたときに、他の文明よりも強力にこのツールに惹かれたといえる。たしかにそれは短期的には有効で、人類は物理的にも経済的にも巨大なエネルギーを解放して手にすることができた。
ところがそのエネルギーをどうコントロールするかという段階で、無視していたその弱点がもろに表面化することになり、現代文明はそれに苦しめられているのである。
さらに、実はこの微積分学には弱点もあった。それは、微積分学では「三体問題」が解けないということである。
(中略)
翻ってイスラム文明を眺めると、彼らにはそういう「世界は幾何学的に完全な形になっている」といった「調和的宇宙=ハーモニック・コスモス」への信仰をもたなかった。
そのため、かえって微積分学や天体力学の弱点が素直にみえてしまったのかもしれないが、とにかく彼らはキリスト教文明ほどには天体力学や微積分学に惹かれることはなく、結果的にその流れに乗り遅れることになった。その結果は重大で、それまではイスラム世界は西欧の先生だったが、ついには知的世界の地位において西欧に逆転されてしまったのである。
■うわべだけの中東民主化は失敗を避けられない
イスラム世界のウラマーは本来ならば、テクノロジーに対応できる「テクノ・ウラマー」とでも呼ぶべき集団をもっているべきだった。そういう集団を実装しない限りイスラム世界は立ち直ることができず、表面的に西欧の民主社会をもち込もうとしても、結局はそれは根無し草に終わり、むしろ攘夷浪士のようなテロリストを生み出す結果だけを招いてしまうのである。
こう考えると、現在の中東世界の混乱もよくわかる。つまりこの種の「テクノ・ウラマー」を育成してそれを中核にする以外、やはりイスラムは立ち直ることができないという理屈になるのだが、欧米のこれまでの中東政策はその根本をまったく理解せず、そういった方針を実行したこともない。(以下ソース)
9/13(火) 16:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f590821a1793056ecf4ea74b6fceac88b8788109
プトレマイオス地図を焼き尽くした中世キリスト教もたいがいやけどな
宗教は糞
あるが?
> 紀元1000年ごろ、
イスラムの数学者イブン・アル・ハイサムが等差数列の4乗(すなわち二重平方数)の総和の公式を導き出し、
それを任意の整数の冪乗の和に一般化し、積分の基礎を築いた[3]
同じく12世紀のペルシア人数学者
Sharaf al-Dīn al-Tūsī は三次関数の微分法を発見し、
微分学に重要な貢献をしている[5]。
ニュートン解析学の話がしたいのか?
定数分の不定性が残りますた
積分して微分すると?
もとに戻る
大地は平面(爆笑)
恥じたからルネサンスがおこったんやで?
人口は激減するわ学術レベルも技術も落ちるわ、文明というのは衰退するのだな、と一連の流れを見ると思う。
別にローマ人がタヒに絶えた訳じゃないのに。
イスラムに負けたからだよ
その後イスラムが衰退したのはアメリカ大陸から遠かったから
単に地政学的な問題を微積分とかア○なのかな
アメリカから遠いとなぜ衰退するのか意味不明
ヨーロッパ征服すればいいだけじゃん
数学がバズってたんだっけ?
江戸時代は算数やろ
関孝和を知らないのは高卒だから?
積分は分かったつもり
算数塾も沢山あったり
でも関孝和みたいに微積分から行列まで発明
したのに鎖国で寂しくタヒんでしまったのが
気の毒
庶民が親しむエンターテイメント的性格があったんだろう
墨と糸さえあれば平面幾何なら百姓や商人、子どもできるからな
そのせいで学問として体系化せずに終わってしまった?
江戸時代に庶民にまで、読み書きと算術が普及してたことは、明治以降非白人国で日本だけ
が列強国に駆け上がる土台になったと言っていい。国力のベースは国民の教育レベル。実は物凄く大きな意味があった。
けっこう居ると思う
そういうの
メソポタミアも台形公式までは行ってるし
まだ見つかってないだけで
到達してるやついるだろうなと思う
関孝和のは一子相伝だったのでは?
それは知らなすぎる
叙勲が明治40年ということからも和算が長く続いている、
というか、小学算数は全部和算です
https://www.city.inagi.tokyo.jp/smph/kanko/rekishi/inagishibunkazai/column/sekiryuuwasann.html
> 江戸時代の関流和算(せきりゅうわさん)
江戸時代に発達した日本独自の数学を和算(わさん)といいます。
日本ではすでに飛鳥(あすか)時代の頃に中国から数学が導入されましたが、盛んにはなりませんでした。
その後、戦国時代から江戸時代初期にかけて、築城(ちくじょう)・土木普請(どぼくふしん)・検地(けんち)・経済の発展などにより計算の必要が増し、
中国の算書(さんしょ)の影響をもとにして和算(わさん)が発達します。
この江戸時代に発達した和算の創始者ともいうべき数学者が関孝和(せきたかかず)です。
関孝和が考案した和算は、江戸時代前期に盛んとなり、関流和算(せきりゅうわさん)とよばれました。
関流和算の指導者、小俣勇造(おまたゆうぞう)
稲城地域では、明治期の関流和算の指導者として、小俣勇造(おまたゆうぞう)が著名です。
小俣勇造は、天保(てんぽう)11年(1840年)10月4日、矢野口村に生まれました。
年少の頃より算術を学んでいましたが、独習(どくしゅう)の限界を感じて、
明治10年(1877年)に東京に遊学(ゆうがく)し、福田理軒(ふくだりけん)(順天堂求合社(じゅんてんどうきゅうごうしゃ)という和算塾を開いていた)から関流の和算を学びます。
この東京遊学に前後した時期から、矢野口村において和算の指導を始め、弟子たちは遠近をとわず、大変多かったといいます。
また弟子たちによって穴澤天神社(あなさわてんじんしゃ)(稲城市矢野口)、大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)(府中市)に算額(さんがく)が奉納されます。
明治18年(1855年)には、『数理図解(すうりずかい)』を著わしました。
このような小俣勇造の業績は、
明治30年(1897年)7月に弟子たちによって穴澤天神社境内に建立された「小俣君寿碑(おまたくんじゅひ)」という頌徳碑(しょうとくひ)によって知ることができます。
よくそんなんで入試通ったなと思うが
本質を理解してなくても、問題は解けるから。
それが受験勉強。
まぁそうなんだろう
建築とか土木とか数学いるからな
三角関数ですら否定する国家議員の先生がいる
日本は文明国ではないんだなもう
こうやって負けていく
それなのにどこの社会でも保守が好まれる不思議
どうみても都市圏人口
オスマントルコの時代、イスラム国家は一瞬だけ中国北京を抜いて世界最大の都市圏人口だった、当然GDPも軍事も都市圏人口に比例して世界一
その後に中国北京に抜き返されるが
イギリス産業革命後に、ロンドンの都市圏人口が、中国北京やトルコの3倍以上まで一気に膨れ上がる
スペインやポルトガルなんてたいした人口ではなく、技術が多少上回っていても、当時の鎖国してる江戸にすら負ける程度のGDPであり、数十年スパンで戦争したら都市圏GDPの差で、欧州は徳川家にすら負けそうな状態
それを覆したのがイギリスとフランスの産業革命時代
ロンドンやパリが、北京やトルコの都市圏人口を上回ったからGDPや軍事力がひっくり返った
当然今後も、世界一のAI技術を開発する米中は
都市圏人口だけのインドやインドネシア、ナイジェリアに負けていく流れになっていく
上級だけで独占して底辺どもが天然痘で苦しんでタヒぬのを見て楽しもうという考えになる
ワクチンをやたらしつこく全国民に打たせようとしたのはなぜかって?
ワクチンは上級だけで独占するほど良いものではなかったということだ
ないと困るだろうなあ
現実世界では貧困でも 神へは近づけたからいいんだよ
それならユダヤも衰退してないとおかしい
そこから万有引力の法則を発見したのはニュートンだけだ。」
バーナード・バルーク
フセインのいたバース党のバースってアラビア語で「復興」つう意味でイスラム・ルネサンスを目指してイラクだけでなくシリアやヨルダンにも広がる一大ムーブメントだった
政教分離と世俗主義をかかげていたが残念ながら本当にルネサンスを起こすまでにはいたらず終了
面白いけど動物のお医者さんの何番煎じって感じ
微積分なくしてモスクの彫刻とか出来ないはずだが
宗教のレベルとしては
イスラム教>キリスト教
なわけで
世俗化する前からヨーロッパに負け始めてる。
十字軍騎士団のマルタ騎士団すら勝ててない。
割り算と足し算の本
むしろ「公式に当てはめないとできない」ため機械的に計算ができなかったもの。
解析学というのは「極限」をとるので実数をあつかわない
極めて極小化された単位における増減の加減をとることで増分を導くものだから、
我々現代人には
加速度→速度→距離 という積分だったり、
距離→速度→加速度 という微分として日常利用される
さらに力積mvを時間積分すると1/2mv^2がまさに積分
てことでニュートン以降は必須になる
いまでは計算機科学では計算速度で近似計算繰り返して解析計算してる
これ、単純なのでいえば円周率を求めることが近似計算
だから何桁まで出せるかってのがコンピュータの能力とされるのはこの近似計算能力のこと
懸垂面
https://www.comp.tmu.ac.jp/tsakai/lectures/soron/catenoid.jpg
常螺旋面
https://www.comp.tmu.ac.jp/tsakai/lectures/soron/helicoid.jpg
面白く重要なこの極小曲面を研究する分野が世紀の難問ポアンカレ予想の解決に使われた微分幾何
高校でも積分を使って曲線の長さを求めるがそれも(初歩的な)微分幾何だ
解けるものは解ける、解けないものは解けない
引用元: ・【歴史】イスラム世界の衰退は「微積分学」を拒否したから…知的世界で西欧の逆転許したプライドの高さ [樽悶★]
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