【考古学】イギリスの修道院から48体の遺骨が出土、14世紀ペストの犠牲者か?半数以上が17歳未満
■欧州で猛威を振るった感染症の痕跡、半数以上が17歳未満、英国
1348年、英国のロンドン市民は、ヨーロッパの大陸側を恐怖の眼差しで見ていた。黒死病(ペスト)がパニックと死をまき散らしていたからだ。あるイタリアでの報告によれば、「妻は親愛なる夫の、父は息子の、兄は弟の抱擁から逃げた」という。「感染者を埋めたり、運んだり、見たり、触ったりした人が、突然死んでしまうということが頻繁に起きた」とも記されている。
現在、世界各国の検疫当局が、新型コロナウイルスの拡散に対峙している。これと同様に、700年近く前のロンドンでもペストに対する備えを行っていた。史料によると、街が緊急の墓地用に土地を貸し出し、死者を大量に埋葬するための長い溝を掘ったという。
一方、地方の町はペストに不意に襲われたようだ。ロンドンの北240キロほどに位置する現在のリンカンシャー州では、伝統的な教区の墓地から1.6キロ離れたソーントン修道院の敷地に、数十人の犠牲者がまとめて埋葬されていたことがわかった。数年前に発掘されていたこの墓地の分析結果は、2月18日付けで学術誌「Antiquity」に発表された。
ペストがこの地方全域で猛威を振るい、リンカンシャー州の感染者はソーントン修道院の病院に押し寄せたとみられる。彼らは、そこで「安らかな死」を迎えたいと願った。すなわち、死を前に最後にキリスト教の儀式を受け、神聖なる地に葬られ、死後の世界に安らかに旅立つことを望んだのだ。
「彼らは、おそらく死ぬために(修道院の病院へ)来たのでしょう」と、今回の研究を行った英シェフィールド大学の考古学者ヒュー・ウィルモット氏は話す。「病が良くなることよりも、埋葬されることの方が重要だったのです」
■ペストで命を落とした48人の遺骨
ウィルモット氏らの研究チームがソーントン修道院の跡地で発見したのは、この地域で1348年に流行したペストの予想外の痕跡だった。48人の遺体が葬られた集団墓地だ。全員が、数日から数週間以内にまとまって埋葬されたとみられる。
イングランドでは1349年末までに人口の半分が犠牲となり、ユーラシア大陸全体での死者は2億人にのぼるとも推定される。だが、この大流行に関連する遺跡は、驚くほど少ない。
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続きはソースで
ヨーロッパへペストが持ち込まれたといわれている。
ムスリム(イスラム教)も同様なわけだが、
死後の生まれ変わり、その後の生まれ変わりという
ご都合主義みたいのは、受け入れられなかたのね
いい場所に埋葬されないと天国に行けないとか、
酷い利権構造だよなぁ。
埋葬すらしてもらえないけどな。
burn! されちゃう
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1583670389/
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