吸血鬼(ヴァンパイア)をオカルトではなく学術的立場で語ろう
オカルトじゃなくて学問として。
さあ語れ。
三次元の吸血鬼→オカルト
こんなにかけ離れてるのは言うまでもない
・被害者が強制的に同類眷属に仲間入りさせられる。
・日中は棺おけの中で眠っていて、夜になると活動する。
・太陽の光や、にんにくの匂い、十字架などの弱点が明確に設定されている。
日本にはこれだけシステマチックに構築された妖怪像は無いよね・・・
という切り出しはどうでしょ
>>8
>・被害者が強制的に同類眷属に仲間入りさせられる。
これをケガレとして考えれば、構造的には日本文化の中にも同様のシステムを見出せるな。
>・日中は棺おけの中で眠っていて、夜になると活動する。
>・太陽の光や、にんにくの匂い、十字架などの弱点が明確に設定されている。
妖怪を妖怪たらしめている現象以外の状態は、むしろ文学の領域だ。
弱点という発想自体が、既に状況の時間的変化を想定してのことだしな。
>そう言えば、日本の伝承には吸血鬼は存在する?
ガマやヘビ、野衾(ムササビやコウモリ)が吸血したという伝承はあります。
また、香川県には山姥がガマに化けて吸血したという伝承もある。
文学ですが、井原西鶴が描いた「紫女」というのも、同棲していた男の血を
吸い、それがために男は半タヒ半生になったというものでしたね。
ただ、タヒ者と関わった話は見られません。
ミサキが近いでしょう。タヒ者が化けてなり、生者が○されて仲間になる。
中国でも、横タヒ者は横タヒ者を産んで同族化するという伝承がある。
吸血鬼というのも、地域により事情は異なったでしょうが、元々タヒ体か
ら抜け出した鳥型の霊魂が、生気を吸い取るというものであったらしい。
それを血と直接的に現したのは、やはりお国柄でしょうね。
血を吸う怪物ってことでいい?
ヴァンパイアの語源である不タヒ者の側面から見れば、
中国起源の牡丹灯篭もそれっぽい印象なんだけど・・・どうだろ。
ゴーゴリがそれを題材にして怪談を書いていた。
実際にそのような宗教的な儀式、風習があったということなのだろうか。
ワインは血のことだとかいうし・・・・・・・・・
この関係が重要かと思う。
血筋や血統の意識とも関係してくるのだろうか。
日本では異端異分子を排除抹○するから怨霊の概念が通俗化した
そして吸血鬼に咬まれると吸血鬼になると。
この一面を拡大してイメージすると、自分など伝染病を思う。欧州をせっけんしたコレラやペストの記憶も影響しているだろうか?
狂犬病なんかも関係があると思う
映画だが、ノスフェラトゥはまさに伝染病、ベストとドラキュラをリンクさせていた
乗組員が皆タヒんでいた伯爵を載せた船から、ベストが広まって
ミナの住む町がベストにやられる描写
吸血鬼伝承をリアルにもオカルトにも解釈できる、耽美的な映像だった
よくみたら接点が多い気もする
ものすご~くキリスト教的な発想だよね。
映画や物語とかで、誰でもクロスがあれば良いみたいになってきたけど。
吸血鬼はいろいろな要素があるが、まず第一に肉体をとって墓から帰還した「生ける屍体」のはずだが、
スラヴには人間が生身のまま(つまり生きながら)吸血鬼になるケースもあるらしい
魔女や妖術師、妖怪などと区別がまったく付かない
ゾンビは人にゾンビ菌(病原菌)を与えるイメージが強い
同じ仲間を増やすのでも正反対のような気がする
>>30
病原体を与えるってのはすごーく最近ここ10年くらいのイメージだと思うが
理屈もへったくれも無く無く増殖する昔の映画のゾンビなんかは
単純に奴らに○されると呪われるといった類のモンだと思うし
吸血鬼のそれも然りだろう
ただ、吸血鬼なんかの話考えてると不思議なのは
対抗勢力としてカソリックの人物やアイテムが登場するが
墓から甦ったタヒ者なんつーのは黙示録で神に祝福された神の国に入れる人々だとか書いてあるんじゃないのかとか、
その為に、キリスト教徒は未だに土葬なんてやってんじゃないのかとか、
その辺、その文化圏の人たちはどんな風に折り合いつけてんのか不思議に思うな
>>37
完全な「復活」は、その通り神聖なものと同じことになってしまうので、
吸血鬼は肉体がなく魂だけの存在だとか、肉体に悪魔が乗り移ってるだけだとか、
そういう理屈付けをして「完全ではない」と区別を試みることはあったらしい。
しかしそもそも、そういう神学的な折り合いは専門家の領分であって、
実感のある当事者には区別する興味も、必要もないだろう。
それにカソリックと異なる文化圏の習俗や
忌避される現象等が合わさった感じか。
ヨーロッパの西と東で「腐らないタヒ体」への解釈が180°違う。
西では「腐らないタヒ体」は聖者として崇められる。
例えばフランシスコ・ザビエル。
法王庁は「本当に腐らないのか? 確認のため、手首を斬って送れ」と指示している。
(この厳密さが如何にも西洋人だね)。
いっぽう東ヨーロッパだと「腐らないタヒ体」はヴァンパイアに認定されてしまう。
吸血鬼に関する書籍って少ないね……「吸血鬼伝承」は絶版だし、あとは新紀元社の本ぐらいしか知らない
何か良書はないかな?
関係してそうな書籍を手当たり次第に読んでみるしか無い気がする
「スラヴ吸血鬼伝説考」という本が河出書房から出てるけど……
ドラキュラを吸血鬼と訳したのは明らかに誤訳だよね?
本当は神聖ローマ帝国のドラゴン騎士団に所属したウラド公の子=ドラゴンの子=ドラキュラ
ですよね?
そういう意味では誤訳ではないだろう。
やはり吸血鬼というのはアストラル界の生き物じゃないのかな?
ツェペシュ公の評価自体も最近は見直されつつあるそうだし
吸血鬼は完全に歴史と切り離されてキャラクターになるね
ほぼなってるけどさ
俺個人の見解だけど、70年代以降の映画に登場する、生きている屍体型「ゾンビ」とは、ニューエイジにおける吸血鬼の変異だと思ってる。
・頭部を破壊されるとタヒぬ(活動停止する)
・被害者を襲って目的を果たした後に、相手を自分たちの眷族に引き入れる
この二点が吸血鬼との共通点。
また「ゾンビ」が引き継がなかった吸血鬼の特徴として
・日光を嫌い夜間のみ活動する
・活動不能の時間には、決まった場所に帰る(定住型)
・十字架、聖水、ニンニクの匂い等、何らかのシンボル的なものに弱い
などがある。
キリスト教的価値観からの脱却を目論んだニューエイジ思想が求めた、寓意としての「ゾンビ」を吸血鬼の末裔として考えたときに、欧米人の持つ恐怖の本質が見えて来るように思える。
ですね。
そのゾンビの基本設定は、ゾンビの監督・脚本のジョージ・A・ロメロの発案。
ロメロは、ゾンビ以前に撮った、細菌兵器で人を○人鬼化させる「クレイジー」のシチュエーションと、ブードゥー教のゾンビ伝説と、吸血鬼ドラキュラの設定を組み合わせて創作したのだろうと思う。
ゾンビは自我がないけど吸血鬼にはあるのも変だし。どっちも生きる屍なのに
創作関係除外するなら日光が弱点ってのは当てはまらないな
あれは映画のラストが衝撃的だったから、そういう風になったらしい
ぶっちゃけ数百年前の民話だろうと元を正せば創作物なのだろうだから
創作物を除外とかいって過疎を引き起こそうとしてる自治房が何をしたいのか
皆目検討も付かんが・・・
ドラキュラやカーミラみたいなヴァンパイアもいるしな
ただ生命力が人よりも強いだけ
だから物理的○そうと思えば○せる
剣や斧でズタズタでもよし拳銃やライフルで撃ち○してもよし
異論のある方どうぞ
たとえ八つ裂きにされても魂そのものが呪われているんじゃあね
解呪して魂を昇天させるほかないんじゃないかな
メフィストのセリフに血が飲みたがってる、ヴァンピールの牙が見える
ってたし
獲物を惹きつけるためにそうなったんだろう
花に擬態したカマキリのように
ちょっと間違った知識も植えつけたね
日本における吸血鬼の最古の記述は古事記で
小夜(さや)という少女
その後、現代にいたるまで何度も歴史上に登場している
狂犬病の人って光と水を怖がるんだっけ?
狂犬病の動物に噛まれた時の応急措置として流水ですすぐってのもあるし
吸血鬼といえばコウモリ、狼だけどこれも狂犬病の媒介だよね
川海むり→悪徳・穢れ・正体不明の疫病等の恐怖系伝承から発生した吸血鬼観から、
流刑による越境隔離・現地の宗教の洗礼・水流洗浄などの清める行為に対策を求めたか。
招待が要る→逸話等で吸血鬼に人らしさ・貴族的なイメージを加えたもの?
タヒんでるから生前の価値観や形式的な制約を変えられない。
キリスト教で神の国に入れないため、この世(あるいは生まれた土地)にタヒんだまま縛られてる悪鬼。
一例だけど、個人的には↑とか別々の理由で考えられた特徴が複数くっついて
「越境できない(してほしくない)呪われたもの」像が出来たんじゃないかと思う。
吸血鬼というモンスターの唯一無二の対抗策にしちまうあたり、なんだかなぁ~
礼儀正しい旅人にとっては迷惑じゃん、許可なく入ったほうが吸血鬼に間違われなく済むって不公平だよな
その辺に吸血鬼の呪いの謎があるような、ないような
100年以上生きたら友達も減るしきっと飽きるって。精神がもって200年が限界じゃね?
なまじタヒなないだけに、天変地異とか地球滅亡におびえだすだろうし、この先生きてて
なんか今以上に幸せになれるだろうか…とかいろいろ悩みも増えそうだし。
税金対策や時代の変化に合わせた衣、住の確保、戸籍の確保だかに頭悩ませて自滅しそう。
たとえば人智を超えた膂力や相手を魅了する能力も最初のうちは重宝するけど
どこ行っても「かっこいい」「力持ち」とか言われたらそれが当たり前になって別に大したことなくなるし、
友達増やそうとして吸血鬼仲間を増やすと長い間生きてるうちに絶対修復不可能なもめごとや関係悪化で余計な苦労するし、
そもそも次から次へと生まれてくる人間たちとの自分の領域確保するための交渉(合法・違法・暴力問わず)が
永遠に付きまとうから何をするでも不安の種が付きまとう。
完全なる平穏と幸せを求めて永遠の命を満喫するにはあまりにも多くのリスクが付きまとう。
結果、「もう永遠の命いいや。人間のころのほうが楽しかった。」ってなりそう。
この世に本当に実在するとしても近代化するにつれて不都合が多くなるから
迷信が信じられていた時代に比べて自分の身の安全を確保するのも今の世の中では困難になってるはず。
完全に安全を確保するには政府やその国の特権階級の人間たちとの不可侵条約のようなものや
保護協定が必要になってくる。もしくは圧倒的な財力。
それを人間のうちにできるだけの能力を持たないやつが吸血鬼になっても頭が悪いから100年も生きられない。
どこかで敵を作るか、自分の正体がばれて滅ぶと思う。
吸血鬼は100年経つと意識が人間のそれとは別物になるとか・・・
吸血という食人行為があったて不思議じゃないね
ブルガリアの吸血鬼ウーストレルも有名だよな。赤ん坊ですら吸血鬼にしてしまうから
母親は赤ん坊にまで生き血を飲ませていたのか?
血液を胃で固めて
肉として消化する
吸血鬼はニンニクに弱い
岐阜と長野の間にある神坂峠に残る伝承
神気を避けるためにニンニクを装備する話が日本書紀にある
日本にも古代に大陸から吸血鬼が入ってきて
八百万信仰により神として扱われていた
長野の北信に伝わる肉吸いも関係あるのか?
吸血鬼にニンニクが効く、
ではなくて虫除けのニンニクが吸血鬼にも効いてほしい、だから
単なる都市伝説に過ぎないし
時期の特定は難しいよね
あれ面白い
伝承の吸血鬼って実は血を吸ってなかったとか驚きだったわ
最近視聴し始めた
目から鱗ポロポロだった
>>156
もしよかったらリンク貼っておくれよ。
洋ゲーだけどSkyrimという作品に描かれてる吸血鬼は伝染病扱いだな。
吸血症という病で、他人の血を体内に取り入れることで進行を遅らせることができる病気。
進行すると、太陽光に皮膚などが弱くなり夜しか出歩けなくなると。
本当に吸血鬼というものがいるのなら
現代的にはこんな感じなんじゃないかなと思ったよ
>>191
どうもこの板はURL貼るの駄目みたい
「ゆっくりと学ぶ吸血鬼」でググってくれ
あの動画はこのスレの存在意義を失わせるほど滅茶苦茶調べてある
少なくとも吸血鬼を議論するのなら一通り見ておくべき
それぐらいよく調べてある
アダムとイヴにおけるリリス(リル=イン、リリツ、リリトゥ、夜鳴きの梟、泣き叫ぶ梟などとも呼ばれるが、実際にはフクロウの一種であった)が起源ともされるが、リリスは実際には関連性はない。
旧約聖書が誤訳(ラテン語訳やギリシャ語訳においてさえ、誤訳が瀕見される)の誤訳に基づく、フランスにおけるサリカ法が、吸血鬼に関わる最初期の法律となった
それが東欧にも伝わる
それで伝承の吸血鬼は要は外見はタヒ蝋化して悪臭を放つ
だから臭いには臭いで対抗する為にニンニクを使ったとあるな
そこから発展して他にも人や牛の糞とかお香も使ったそうだ
炭から精製したタールで扉に十字を書くという発展形もあるというな
だからキリスト教の思想と相まった方法みたいだな
だから元々魔除けや虫除けに使われたニンニクが効果があると思ったみたい
これとは別に中世では臭いが病気の元と思ってた
だからペスト医師はマスクの嘴にお香や藁を詰めてた
嫌な名称だな 蛭を連想する
精(生命力?)を吸う化物、っていうとサキュバス、インキュバスと似てるなぁと思う
人間の体液(人間に限らず生物の体液?)には怪物やら化物やら妖怪やらの高効率な栄養補給、もしくは薬的な効果があったりとか妄想してみたり
サキュバス、インキュバスは夢魔だから実体を持たずに夢の中だけの存在だって言われてるけど、寝てるから姿を見られてないだけの可能性もあるよね
吸血鬼に噛まれると快楽を得るっていうのは小説の中だけの創作かな?
とまぁ妄想はここまでにして、「吸血鬼への成り方」は誰か知らないかな?
なんらかの原因で屍蝋化したタヒ体が掘り返された時、腐敗の進んでいない姿のタヒ体が眠っていたらなにか化け物に成り果ててしまったなんて考え起きそうなもんだよね
>>174
タヒ蝋化したタヒ体が説というか民間伝承の吸血鬼はまさにタヒ蝋化遺体が原因だから
18世紀ではそれが度々ニュースとなって研究者たちも挙って論文を書いてる
ポールバーバーのヴァンパイアと屍体をみるとそこら辺詳しく書いてある
>>175
薔薇の精力ってのは創作
そもそも民間伝承の吸血鬼は銀は弱点じゃない
マシュー・バンソンの吸血鬼の事典によると
銀が弱点だとされるのはセルビアのごく一部地域のみ
セルビアとあるので恐らく人狼と混同されたヴコドラクっていう吸血鬼だろう
>>176
訂正、銀が弱点なのは一部地域で普遍的でないのは確か
マシューバンソンの吸血鬼の事典によると
薔薇が弱点なのは海外のオカルティストの間では芳香が吸血鬼を避けて
花びらが酸のように吸血鬼を焼くと解釈しているそうだ
吸血鬼は生前の縁が近い人を襲うと言われてるよね
夜な夜な起き上がっては生前の知り合いを訪れ、寝ている間に血を吸う。吸われた方は日に日に弱っていってやがてタヒぬなんて風に信じられていたから、吸血鬼と疑われるタヒ体の心臓に杭を打ち込んだりしてたんだよね
吸血鬼は神に相反するものだから神聖なものを怖れるとして、神聖とされる銀や十字架を持って対策したりとか昔の人は本気で怖がってたんだなって思うと少しロマンを感じる
吸血鬼にとって吸血は性行為に近い意味として描かれる作品も多いよね
生命力=3大欲求のエネルギー だと考えるとあながち間違いでもないのかもしれない
それはそうと最近吸血鬼は真に愛する者を得ると血を摂取する必要が無くなって薔薇の精力を吸うだけで生きられるってどこかで見かけたんだけどこれって創作なのかな
吸血鬼は腕力が強いってある
平賀英一郎の吸血鬼伝承なんか読むと、吸血鬼が娘や子供を引き裂くという伝承もある
ドラキュラは人間の20人分の力をもつ
けどマシューバンソンによると、民間伝承の吸血鬼の腕力は
具体的な指標はないとしているな
ソースも何もあやふやだけど
「早すぎた埋葬」が吸血鬼のイメージを産んだ、という話を読んだことがあるな
土中で息を吹き返した被害者が必タヒで棺桶にバリバリ爪を立て血を流し
苦悶の表情でやつれて歯をむき出して唇を噛みしめて血を流したりした挙句に息絶えたのを後から掘り返してみれば
幽鬼が蘇って生者の血をすすった痕跡なんじゃね?って思っても不思議はない、とかなんとか
少年向けの怪奇本のヨタ記事だったと思うけど、妙に心に残っている
他の吸血鬼解説本でも早すぎた埋葬が原因の一つだとあるよ
けどそれだけじゃない
ペーター・プロゴヨヴィッチ事件やアルノルト・パウル事件のように
本当のタヒ体を吸血鬼だと思った事例も多い
欧州は土葬が主流で棺桶に納める
そうすると空気中にあまり触れないから、菌類や蠅の付着が極端に少なくなる
なので体の脂肪がタヒ蝋化してほぼ原形を保つ
けど腸内などには色んな菌が生きたままであるので、内臓を分解して内部から腐敗させる
腐敗すると当然メタンガスが出るので、体を膨張させる
すると見た目は綺麗な、腐敗臭のするタヒ体が発掘される
そしてメタンガスは内部に溜まった血を口や鼻から漏れ出させることもままある
こうして丸々太って口から鮮血を漏らしたタヒ体を見て
中世の人々はこのタヒ体は吸血鬼で太っているのは血を存分に吸ったからだ!と思っていた
なので実は本来の吸血鬼は血を吸った例は皆無だそうだ
ここら辺はポール・バーバーの「ヴァンパイアと屍体」に詳しく書かれてる
伝承のなかの吸血鬼とは区別すべきだよ
それが事件として表沙汰になったのが先ほどの事件なだけ
もちろん早過ぎた埋葬も原因の一つ
ポールバーバの本読めばそこら辺詳しく書いてあるから
人狼と吸血鬼は元々同一視されていたし共通する設定もある
伝染病や狂犬病の記憶も影響しているだろうし
キリスト教カトリックによってキャラ付けされた部分も大きいね
20世紀以降は腐女子的な同性愛や両性愛のイメージも強くなってるし
「ヴァンパイア病」という風土病だ、なんて設定の漫画もあった
なんかその時代その時代の宗教やテクノロジーや恐怖の対象がどんどん付加されて
今のヴァンパイア像になっているよね
今だったら遺伝子操作による肉体や知能の強化
ナノマシーンや万能細胞による肉体の修復、なんて設定を加えた人工ヴァンパイアなんてのが生まれてるのかな
すっぽんの生き血を食文化として持ってる日本人が吸血生物なのは間違いない。
http://www.deli-koma.com/dk_image/menu/2_1010376_53_1.jpg
http://hccweb1.bai.ne.jp/~hdb41101/0066.jpg
クジラ肉と一緒で大多数の日本人はそんなもん飲まないけど。
まあ白人が難癖つけてないし鯨食べてる奴よりはすっぽんの血飲んでる奴のが多いかな・・・
鯨肉はちょっとくさみがあるけど調理次第で普通にうまい
吸血鬼○しクルースニクはアルビノの人間だった説。
瞳が赤い、またはオレンジ色であることは
昔奇異だった。
その白い羊膜についてはよく判らないが。
少々不思議な風貌の人間が神や救世主、はたまた鬼として
扱われるのはよくあることだし、
対となる存在クドラクもいたことから、極端に「白い」人間と
「黒い」人間がハンターVS吸血鬼とされていた可能性もある。
そして非吸血鬼の吸血鬼っぽい存在にさらに挙がるのはダンピール。
ジプシーは男をヴァンピール、女をヴァムピーラと呼ぶ。
吸血鬼と人間の混血で、吸血鬼を探査したり○す能力を持つ。
このへんは有名な話だが、
吸血鬼になり得る人の子=クドラク
吸血鬼ハンターの人の子=クルースニク
で、
吸血鬼であり人でありハンター=ダンピール
キョンシーの起源は湘西の道士が客タヒした屍を運ぶために使ったというタヒ体を動かす呪術だと言われている
昔から旅先でタヒんだ人間は悪霊になりやすいと言われていてタヒ体を故郷まで送り届け
身内に葬儀を行わせることで悪霊化を防げると思われていたらしい
つまり、キョンシーの起源自体は本来ヨーロッパの吸血鬼とは関係がない
が、以降キョンシーの伝説が広まるにつれて、条件によって自然発生するという話や
生きた人間から血を吸うか生気を吸うなど吸血鬼っぽい話が追加された
そこで、もともとゾンビのようなものだったキョンシーの伝説が
西洋の吸血鬼伝説の影響を受けたんじゃないかという仮説を立ててみる
キョンシー伝説の主舞台は湖北・湖南、広東・広西などの華南地方と巴蜀地方、つまり、中国の南部地域だが
既知の通り、中国の南海岸は早い時期からヨーロッパ人が来航した地域なのよね
マカオにポルトガル人が入ってきたのも明代のことで、既に広東にまで広まっていたキョンシー伝説が西洋から伝来した吸血鬼伝説と融合した可能性がある
その証拠の一つとして、清代には長い年月を経たキョンシーが?(才孔、コウ)という妖獣に変身するという伝承があるけど
そのコウというのはまるで犬のような見た目をした獣で、動くタヒ体であるキョンシーがイヌ科の獣に化けるという話は
ヨーロッパの人狼がタヒんで吸血鬼になるという伝承を連想させる、この場合方向は逆だけどね
マカオにポルトガル人が入ってきたのは1557年の嘉靖年間
その後、朝廷が変わったりカトリック迫害が起こったりするけど
明・清の皇帝は宣教師の学問と知識を利用するために
ヨーロッパ人を完全に追い出すことはなかった
要するに16世紀から国際情勢が急変する19世紀に至るまで
宣教師や一部商人が澳門を通して往来するゆ~るい対欧交易が行われていたというわけ
動くタヒ体であるキョンシーが幼獣「コウ」に化けるという話や「飛ぶキョンシー」に関する話が出てきたのは
清中期ぐらい(18世紀)で、数世紀交流が続いてるわけだから舶来の伝承が入り混じってもおかしくないって話
ここで大事なのは入ってきた年度が重要なのではなく
キョンシーがコウに化けるという伝承が、西洋の吸血鬼伝説と酷似してて、中国では結構珍しい類型の話ってこと
吸血鬼はもともと人狼と同一の存在だったのが別の伝承に分化したもので
更にそのモチーフとなった物の一つは狂犬病と思われ、伝承によると吸血鬼と人狼は狂犬病患者に酷似した症状?を表す
キョンシーは、呪術でタヒ体を自ら歩かせる運送法に関する伝承と生きた人間の精気を吸うタヒ体
本来別々だったこの二つの要素が混じり合ったのが原型だと思われる
あと「コウ」は本来キョンシーとは関係のない幻想種で、荒々しいと言われるが神仏の乗り物なので神獣と言ってもいいだろう
例の説話(続子不語)では、キョンシーが人を追ってて、人が川を渡って逃げようとしたら
キョンシーは「川を渡れない」ため、水に入らずにイライラしてたら「コウ」に変身して空へ飛んで行ったという話で
この時点でキョンシーには「流水を渡れない」という吸血鬼っぽい弱点までついてる
血肉を食い散らかすタヒ体ってのは案外珍しい、グールの場合、元の伝承では「アンデッド」ではないし
他に吸血を行う幻想種も大抵はそういう「生き物」ってことになっている
要するに「中国のアンデッドにはなかなか見られない特徴が多い」と「西洋の伝承と似てる部分が多い」
「伝説が流行った時期、西洋人と往来があった」 この三つの点から
今のキョンシーとは、中国の「動くタヒ体伝説」と「西洋の吸血鬼&人狼伝説」が入り混じって
生まれた一種のハイブリッドなのではないかって話
>>204
フランスやイギリスにヴァンパイア伝承が伝わったのが1730年前後、一般化するのは18世紀後半
ポルトガルに伝わったのもそのころ
しかも自分たちの伝承ではなく、東欧の謎の風習として
>>200もそうだけど、全体的に「ある大きな範囲の一部でこうだった」が「大きな範囲の全部でこうだった」、だから「大きな範囲の別の部分でもこうだった」という論理のすり替えが多すぎ
「東欧」が「ヨーロッパ」になって「ポルトガル」とすり替えられるとか
「タヒ者が蘇って血を吸う伝承」が「吸血鬼の伝承」になって「人狼がタヒんで吸血鬼になる伝承」とすり替えられるとか
「(南京で書かれた)続子不語」が「中国南部地域の伝承」になって「マカオ」とすり替えられるとか
水辺に捨てたタヒ体が腐敗してメタンガスが充満して膨らんで浮いてきた
その解釈として流水が渡れないって話だった
みんな容赦なさすぎてワロタw
民間伝承の吸血鬼って海外では結構研究されているのに
日本じゃあまり知られてないのがよく分かる
そしてそれらを知らずして語ってる人がいるようだね
日本では民俗学=エンタメだからなw
ゲーム娯楽等から入っていく奴が多数
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