紫式部の源氏物語で二人以上の男に体を許した女で打線組んだったwwwww
よほど保守的な人でもない限り、
自由恋愛万歳、離婚再婚それがどうしたの?という
思想の現代日本社会では考えられない事だが、
紫式部が生きた時代は、
男性がたくさんの妻を持つことは許されたが、
女性が二人以上の男性と関係を持つことははしたない事とされていた一夫多妻の時代ゾね
(紫式部本人も夫とタヒ別した後再婚したとは伝えられておらず、
だからこそ彼女は幼い娘を抱えてガヴァネスとして働かないといけなかった)
いわゆる「二夫にまみえた」女性は、
あんなに登場人物がたくさんいる源氏物語でも両手で数えられる程度しかいないゾね
そういう特殊な存在だけあって、彼女たちは源氏の中で特別な地位を与えられているゾね
そんな個性的な彼女たちで打線を組んだので、興味をもたれた方は源氏ほんへを読んでみちくり~
※どの帖を源氏ほんへとするかは論争の種になるが、
ここでは一応源氏がお隠れになられた雲隠までとし、
宇治十帖は含まないものとする※
1 夕顔 頭中将&源氏
2 空蝉 伊予介&源氏
3 六条御息所 前東宮&源氏
4 薄雲女院(藤壺中宮) 桐壺帝&源氏
5 朱雀院女三宮 源氏&柏木
6 朱雀院女二宮(落葉の宮) 柏木&夕霧
7 源典侍 源氏&頭中将&その他数えきれないほどたくさんの貴公子
8 雲居の雁の母 頭中将&按察使大納言
9 朧月夜 源氏&朱雀帝
申し訳程度の宇治十帖組
真木柱(蛍&紅梅)、浮舟の母(宇治八宮&常陸介)、浮舟(薫&匂宮)
※この三人については別スレを立ててそこで取り扱いたいので、
(説明は)ちょ、ちょっと待って下さい!
内侍で草
1 夕顔 頭中将&源氏
三位中将とその北の方の一人娘として生まれ、
両親に大事に育てられながら、
(明言はされていないが、紫の上の母や空蝉のように入内させる事も視野に入れていた?)
その両親と早くにタヒ別し、頼れる親戚もなかった為に一人寂しく乳きょうだい
※ほんへとは直接絡んではこないが、
夕顔の乳母の一人は夕顔の乳姉妹である娘(右近)を残して若くして亡くなっているが、
(主人の子供におっぱいをあげるのが乳母の仕事なので)
本来乳母が亡くなればその子供は用なしになる筈が、
父の三位中将は右近も夕顔と等しく可愛がって育てたとの描写があり、
この事から三位中将は心優しい人物であり、
彼の優しさが夕顔や玉鬘にも受け継がれたことが読み取れる)
や侍女と暮らしていたところ、
ちょっとした事がきっかけで(ほんへではそのきっかけについては全く語られていない)
頭中将と関係を持ち娘(後の玉鬘)までもうける仲となりながら、
弘徽殿女御の妹である頭中将の正妻にモラハラを受け、
乳母や侍女の家をさまよっていたところ、源氏の毒牙にかかったクッソ哀れな女性ゾね
尤も彼女に関しては、下町に惟光の母を尋ねにやってきた源氏を見かけて、
「まあ噂の源氏の君だわ!せっかくだから誘ってみましょ!
侍女や、夕顔の花と一緒にこれを渡してね」と、
「眩しすぎてよくは見えませんが、当て推量で問うてみますわ。
夕顔の花が光を受けてこんなに光り輝いているのですもの、
さては貴男、噂に名高い源氏の君ではございません事?」
と女性の方から誘っているので(※当時は女性の方から男性を誘うのははしたない事とされた)
まあ多少はね?
(でも両親に先立たれ、最初の恋愛にも破れ、
源氏との出会いでやっと人生をやり直せる筈だった、
こんな不遇で不幸な女性が怨霊に憑りつかれて○されるのは納得いか)ないです。
娘の玉鬘が不本意ながらも髭黒の正妻として大事にされたのは、
せめてそんな不幸な彼女の忘れ形見だけでも幸福にしてやろうという
伊号から来るソナー(紫式部姉貴の優しさ)めっちゃ感じるよ……
2 空蝉 伊予介&源氏
空蝉も、両親に先立たれたことが原因で不幸になった女性ゾね
父は中納言、母はその北の方と出自は悪くなく、
両親が若くして亡くならなければ更衣として桐壺帝の元に入内していた筈ゾね
ところが夕顔と同じように両親が若くして亡くなってしまい、
彼女の場合(一人っ子だった夕顔と異なり)幼い弟がいたのでその子の将来も考えないといけなかったので、
心ならずも、自分よりも年上の息子がいる、現代でいうところの愛媛県知事の後妻となったゾね
経済的には太いが粗野でむさくるしい夫をどうしても愛せず、
悶々としていたところを源氏に襲われるゾね
ところが彼女、人妻としての誇りから、
源氏に内心は心惹かれつつも二度目の逢瀬では彼をきっぱりと拒むゾね
源氏を拒んだ数少ない女性の一人である彼女、
紫式部姉貴が彼女に自身を投影している事を思うと、
おそらくは紫式部姉貴の実体験が反映されているのではないか?とみうは思うゾね
もしそうなら紫式部姉貴の女としての誇りを感じますよ~感じる感じる……
3 六条御息所 前東宮&源氏
中流貴族の出である夕顔や空蝉と異なり、彼女は押すに押されぬ大貴族の出ゾね
何しろ彼女、三位中将や中納言どころではない(右か左かは言及されていないが)大臣の正嫡の娘として生まれ、
父に「将来の中宮候補としてこの上なく大切に育てられた」女性ゾね
桐壺帝の同母弟で、源氏から見ると叔父にあたる東宮に、
その唯一の女御として入内した彼女、
そのまま順調に事が運べば中宮になれた筈が、
東宮との間にできたのは息子ではなく娘だった上、東宮に先立たれてしまうゾね
ここまでなら、かつて栄華を誇った大貴族として、
前半生とはあまりにも落差があるものの、
思い出を胸にひっそりと平穏な生涯を終えていた筈が、
彼女もまた源氏の毒牙にかかってしまうゾね
六条御息所本人は若い源氏に夢中になるが、
一方の源氏は、
「攻略しづらい高貴で嗜みある女性程
制覇するのに燃えるけど、いざ手に入れたら飽きるンだわ。
それに六条さん、ワイのあこがれの高貴で教養があるのに女らしくて優しい藤壺中宮さまと違って
付き合うの疲れるし。おはD六条さんはポイーで」と彼女をぞんざいに扱ったゾね
ここで源氏に文句を言える人柄なら御息所も悪霊にはならなかったのだろうけれど、
渦巻く恨みを貯め込んだ結果、彼女は生霊と化し、
タヒ後も怨霊として成仏できずに苦しみ続けるゾね
悪いのは源氏なのに……
かわいそう(こなみかん)
4 薄雲女院(藤壺中宮) 桐壺帝&源氏
源氏の永遠の女性であり、終生慕い続けたただ一人の女性ゾね
故人に生き写しである事を理由に、
若くして亡くなった桐壺更衣の形代として桐壺帝の元にやってきた彼女、
藤壺と源氏が桐壺更衣を通して容姿が似ていたのと、
二人をこよなく愛する桐壺帝が
「(私がそばから離したくないのでこの子も同行させていますが、息子を)
疎ましいものに思わないでくださいね。
不思議なほど貴女とこの子はそっくりなのですよ。
鬱陶しいとお思いにならないで、仲良くなさってくださいね。
顔立ち、目のあたりが、息子はこの子のタヒんだ母親によく似ているので、
(その母親とよく似ている)貴女と息子が似通って見えるのも、
道理のないことではないのですよ」
と、義理の母子とは言え若い男女なのに、
二人を必要以上に仲良くさせたばかりに、
二人はわりなき仲となり、子供までもうけてしまうゾね
桐壺帝がこの事を知っていたかどうかはほんへでは言及されていないが、
みうは当然の如く帝は何もかも知っていた上で、
藤壺と源氏を許し、二人を愛していた説を取るゾね
だってその方が柏木と女三宮を許せなかった源氏との対比にもなって
物語に深みが出るじゃんアゼルバイジャン……
それはともかく、彼女もまた源氏の犠牲者であり、
タヒ後地獄に落ち、源氏との不貞が露見して恥ずかしい思いをしていると描写されているゾね
六条といい藤壺といい、最上の貴婦人がひどい目に合うのを見て楽しむ、
こいつ(紫式部姉貴と読者兄貴姉貴)すげぇ変態だぜ?
まあ欠点のない立派な人物が堕ちてゆく様を楽しむ文化はどの国にもあるんですけどね、初見さん
(屈原とかエディプス王とかアーサー王とかオセローとかボリス・ゴドゥノフとかアラビアのロレンスとか)
5 朱雀院女三宮 源氏&柏木
源氏の犠牲者ばかり続くが彼が主人公なのでまあ多少はね?
彼女の場合、藤壺中宮の異母妹の娘
(※女三宮の母は先帝の娘だが、先帝の中宮を母とする藤壺中宮と違って
身分が低く有力貴族ではない更衣から生まれ臣籍降下した一世の源氏であり、
母方の親類に有力者がなかった為、
宮中での争いに敗れ失意のうちに亡くなったという描写がある
ちなみに異母姉妹であることははっきりと言及されているにもかかわらず、
ほんへでは「藤壺中宮のご同胞(漢字から分かる通り母を同じくするきょうだいの事を言う)で、
その方も中宮様に次いでお美しい方だった」と言及されるシーンがあり、
このへんは流石の紫式部姉貴も設定ガバガバで香草生い茂りますわよ~)
であることを理由に、藤壺中宮の事となると暴走する源氏の悪い癖で、
源氏の北の方として迎えられるゾね
苟も内親王を北の方として迎えたのだから丁重に扱うべきものを、
源氏には「藤壺中宮さまには全然似ていない上に同じ頃の紫の上より幼くてつまらない女だ。
やっぱワイには紫の上だわ、女三宮ちゃんはポイーで」とぞんざいに扱われ、
源氏が紫の上を看病するために二条の実家
(源氏は二条の実家と六条の六条御息所から譲り受けた邸宅を所有している、
二条は母桐壺更衣から受け継いだ心落ち着く実家)
に帰ったのをいい事に、以前から彼女に思いを寄せていた柏木に襲われ、不義の子薫をなすゾね
その後源氏が柏木と女三宮にどんな仕打ちをしたかは周知の通りゾね
父帝が自分の不義を許した事も忘れ、自分がされる側になると、
その事を忘れて不義を働いた者たちを罰する、
まるでニーベルングの指環のヴォータンみたいだぁ……(直喩)
この事に関しては紫式部姉貴も一言書かないではいられなかったらしく、
花散里姉貴の口を通していみじくも本質をついた発言をさせているゾね
「自分には甘く、他人には厳しい。源氏さまの悪い癖です」
ああ^~紫式部姉貴の皮肉が心によう沁みる。
6 朱雀院女二宮(落葉の宮) 柏木&夕霧
珍しく源氏の女人ではないが、
異母妹の女三宮(女三宮の母は源氏女御、女二宮の母は受領階級出身の更衣)と
柏木を通じて彼女もまた源氏の間接的な犠牲者ゾね
女三宮を源氏に取られた柏木が悔しさのあまり形代として迎えた彼女、
内親王らしくおしとやかで気品があり、
和歌にも音楽にも通じ、女性としては女三宮よりよほどできた人物なのに、
夫の柏木には「妹宮様と違って何てつまらない人だろう。
三宮様が紅葉ならこの方は落葉のような方だ」とくそみそにけなされ、ぞんざいに扱われているゾね
これだけでも可哀想なのに、柏木をいじめた源氏によって、
彼女は若い身空で未亡人になってしまうゾね
それでも降嫁した内親王の誇りを捨てず未亡人として生きる決意を固めていたのに、
柏木のタヒ後二宮を心配した夕霧に欲情され言い寄られ、
結果夕霧に強引に妻にされてしまうゾね
ちなみに彼女を誘惑した夕霧に向かって放った彼女の母親の最期の言葉が、
「夫(柏木)を失って女郎花(女二宮)がうなだれている野原(女二宮の別荘)をいったいどこだと思われて、
貴男さまは内親王である娘をおもちゃにしたのですか」ゾね
夕霧も結局は源氏の子だったんやなって……
7 源典侍 源氏&頭中将&その他数えきれないほどたくさんの貴公子
みんな源氏への怒りがヴォルテージマックスだと思うんで、
ここらで溜飲が下がる話をひとつまみ……
源氏を手玉に取った唯一の女性が彼女ゾね
臣籍降下した皇子の子孫で、才気に溢れ嗜みもあり、
若い頃は宮中の花として評判だった彼女、
「若い子たちには源氏や頭中将様の相手はつとまりません。私がお手本を見せてあげましょう」と、
何と60を過ぎているのに20を過ぎたばかりの貴公子たちのお相手をしてしまうゾね
作中では笑い話として済まされているが、もしこの現場が藤壺と源氏の逢瀬だったらと思うと……
と紫式部姉貴のブラックユーモアにはゾッとさせられるゾね
8 雲居の雁の母 頭中将&按察使大納言
脇役である雲居の雁のさらに周辺の人物である彼女、
作中では雲居の雁の不遇な境遇を説明する人物としてしか登場しないが、
源氏にあって珍しく「夫と離婚し、その後再婚した女性」であることが言及されているゾね
みうの記憶が正しければ夫と婚姻関係を結んだ上で離婚し、再婚した女性は
この人と源氏の乳きょうだいの母親だけだったと思うんで、
(髭黒の元の北の方、紫の上の異母姉は離婚後再婚していない)
このへんについて突っ込んだ論文があれば教えてください!オナシャス!
全く話についていけない
9 朧月夜 源氏&朱雀帝
華やか且つ優雅な美人、
大臣家の娘で育ちがいいのに、
奔放で身分や家柄をさして気にしない変わった女性、
朧月夜は多分いろいろな意味で紫式部とは正反対の人物ゾね
彼女に関しては、おそらく源氏の冷たさを象徴させるために挿入した人物ではないかとみうは思うゾね
というのも、
彼女の口を通して以下のように言わせているゾね
「(源氏に向かって)貴男との恋は楽しかったけれど不毛なものだった」
「朱雀帝さまは貴男と私の関係をご承知の上でわたくしを尚侍としておそばにおき、
わたくしにご寵愛を注いでくださった。
おそらく貴男は朱雀帝さまほどにはわたくしを愛してはいらっしゃらぬのでしょうね、
ですから貴男との関係はこれでおしまい、わたくしは出家します」
嵐が丘より800余年も前にこんな恋愛描写がなされていたという事実、身が震える。
わかる
3行で
イッチすげーな
読みづらくて内容が入ってこない
引用元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1602669978/
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