【生物】カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加、巨大小惑星の衝突でコロニーを形成するための余地
カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加 最新研究
2017年07月04日 13:06 発信地:マイアミ/米国
【7月4日 AFP】数千万年前に恐竜を絶滅させた巨大小惑星の衝突が、地球上にカエルが集団繁殖地(コロニー)を形成するための余地を作り出したとする研究論文が3日、発表された。
カエルがどのようにして世界で最も多様な脊椎動物の一つとなったかを明らかにする研究結果だという。
米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文によると、10種のカエルが約6600万年前の大量絶滅を生き延びたと考えられるという。この大量絶滅では地球上の生命の約4分の3が消滅したとされている。
大量絶滅を生き延びた10種のうち、3つの主要種のカエルだけが多様化を進め、地球上で生息地を拡大し続けた。
存在が知られているカエルは現在、約6700種に上る。現生種のカエルの88%では、これらの頑強な祖先の3系統にまで起源をさかのぼることができる。
論文の共同執筆者で、米フロリダ自然史博物館(Florida Museum of Natural History)の両生類と爬虫(はちゅう)類に関する分野で準学芸員を務めるデービッド・ブラックバーン(David Blackburn)氏は、「カエルは2億年以上も前から存在しているが、今日目にすることのできるカエルの大部分をもたらしたその多様性の爆発的増加は、恐竜絶滅後に初めて起きたことを今回の研究は示している」「この結果は完全に予想外だった」と説明している。
— 引用ここまで 全文は引用元参照 —
▽引用元:AFPBBNews 2017年07月04日 13:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3134429
http://www.afpbb.com/articles/-/3134429?pid=0&page=2
>>1のつづき
「この結果は完全に予想外だった」と説明している。
科学者らの間ではこれまで、カエルの現生種の大半は
1億5000万年前から6600万年前までの間に一定のペースで出現したと考えられていた。
だが今回の最新研究は、小型両生類のカエルがむしろ「爆発的増加」に近い形で
他の生物の消滅によって空席状態となった生息環境になだれ込んだことを示している。
中国と米国の研究チームは今回の研究のためにカエルの遺伝情報を集積し、
これまでに評価された中で最大規模のデータベースを構築。
研究チームはカエル156種がら遺伝子サンプルを採取し、
過去に発表された145種以上に関する調査データと組み合わせて使用した。
過去の研究では調査対象の遺伝子が5~12個だったのに対し、最新研究では95個の遺伝子について変異を調査した。
そのことにより、個々の種が互いにどのように関連しているかをはるかに詳細に調べることができた。
また、研究チームは、異なる種のカエルが互いに分岐した時期を特定するために化石記録も調べた。
その結果「新たなカエル種の爆発的増加が1回でなく3回、異なる大陸で起きた証拠」が見つかった。
論文には「3回の爆発的増加はみな、大半の恐竜とその他多くの生物種が姿を消した
約6600万年前の大量絶滅の直後に集中している」ことが明らかになったと記されている。
大量絶滅を生き延びた3種のうち、ヒメアマガエル類(学名:Microhylidae)と
アカガエル類(Natatanura)はアフリカから出現しており、もう1種のアマガエル上科(Hyloidea)は現在の南米大陸全体に拡散した。
■新たな生息環境へ
恐竜と大半の鳥類の消滅により、白亜紀後期にカエルのための新たな生態的地位が形成された。
「広範囲に及ぶ森林破壊などの生態系の大規模な変化が、この時代に起きたと考えられる」とブラックバーン氏は指摘する。
しかし、「微小生息域で生き延びることに長けていたカエルは、森林や熱帯の生態系が回復するにつれて、
こうした生態学上の新たな好機を素早くものにしたのだろう」と続けた。
論文の主執筆者で、中国・中山大学(Sun Yat-sen University)の研究者のペン・ツァン(Peng Zhang)氏は
「今回の研究に関する最も興味深い点は、カエルが非常に強い動物群であることを証明したことだと考えている。
恐竜を完全に消滅させた大量絶滅を生き抜き、そしてすぐにまた繁栄したのだろう」と語った。
(c)AFP/Kerry SHERIDAN
>>1
>.25
>大量絶滅を生き延びた10種のうち、3つの主要種のカエルだけが多様化を進め、地球上で生息地を拡大し続けた。
>存在が知られているカエルは現在、約6700種に上る。
>現生種のカエルの88%では、これらの頑強な祖先の3系統にまで起源をさかのぼることができる。
>3回の爆発的増加はみな、大半の恐竜とその他多くの生物種が姿を消した
>約6600万年前の大量絶滅の直後に集中している、
>大量絶滅を生き延びた3種のうち、ヒメアマガエル類(学名:Microhylidae)と アカガエル類(Natatanura)は
>アフリカから出現しており、もう1種のアマガエル上科(Hyloidea)は現在の南米大陸全体に拡散した。
遺伝子解析でここまでわかるんか。
有胎盤類がアフリカ系、南米系、北方獣の3系統に再編集されたのに匹敵する成果だな
恐竜が恒温動物?
恐竜は、爬虫類だぞ
鳥に近い種が恒温動物だと考えられているけれど、多くの種は変温動物じゃないのか?
恒温動物だろ。少しは調べろよ
車酔いしやすいと吐いちゃうから…
それは大きなヒントになるだろう。
なぜ絶滅したのか。ワニ・トカゲ・ヘビ・カメは、なぜ生き残っているのか。
どうにもわからない。困ったことだ。
絶滅。あすは我が身かもしれないからね。
「デカすぎたから」ということが関係してそうではあるな
仕組みは分からんのだがとにかく巨大隕石が衝突したことによって
どういうわけか地球の重力が大幅に増したから
生き残ったのは
冬眠が出来るのと
生活空間が水中、土中なのと
小型サイズが多かったんだろう
これだろうなぁ。
地上の寒さはともかく、
深い水中、土中は温度あんまり変わらないからね。
地面に這っている系が生き残った
つまり隕石衝突の衝撃波を受けなかった からだろ
恐竜の現生種数は哺乳類のそれより多いんだけど
恐竜の主食はカエルってのは単純すぎ?
ジュラシック・パークの世界より、こっちのほうが夢があってかわいいじゃんw
>>16
淡水の方が環境変化の影響に晒されやすかったから、しぶとかったのかな?
カエルが増えたのは、ハエみたいなのが大量にわいたとか…
地下水や地底湖とかで地表の災害を免れたのかな
子供向けの科学漫画に紹介された。
だから、40年後、どういう学説が主流になっているかは分かったものではない。
ただ、おおかた、地球の生物の大半か多くは、宇宙の他の場所からやってきたが
主流になっているだろうとは思う
大航海時代前の人類だって、よもや人類がアフリカの奥地で発生して広がったとは
想像することすらできなかっただろう。それと同じことだ。
冬眠できる小型種は強かったのかも
長期間エネルギー消費を最小限に留めたまま生存し続けることができる
カエルだけがなぜ爆発したかの説明がまだ
カンブリア爆発ではいろいろな門が出現した
古生代終期の90%以上の種の大量絶滅の後はいろいろな恐竜爆発が起こった
なぜカエルだけ
カエルだげじゃないことくらいすぐわかるだろ
カバー領域がカエルはひろかったのかもしれんが
この手の分子時計研究はカリブレーションポイント選択のさじ加減でどうとでもなる
先行研究と違うカリブレーションポイントのセットを使ったら放散の年代が新しくなりましたって話
3系統の放散がK-Pg境界に集中したってのは、ちょっと作為を感じなくもない
研究グループはK-Pg境界でいったん森林環境が壊滅したことで樹上棲カエル3系統が爆発的放散を起こしたと解釈している
ちなみに三畳紀にテムノスポンディルス類がほとんど絶滅して以降、季節的消長のある止水域はカエル類の天下が続いてることになってる
洗面器をベランダに放置してたら、いつの間にかオタマジャクシが
泳いでいた事がありました。
何らかの形で、飛んできたと思います。
カエルになったので、学校に持っていったら、ヒキガエルだと言われました。
刈り込みの後だよね。
カエルとサンショウウオの中間形態とかないじゃないか。
脊椎動物ではない。植物でもない。
昆虫である。
現時点で様々な動植物の種を羅列すれば、
7割以上が昆虫なのである!
確かに昆虫は、恐竜絶滅の大隕石衝突も生き延びたし、ビックファイブと言われる大量絶滅もほぼ影響なく生き延びた。
例外として、P-T境界の、地球史上最大の大量絶滅の時だけは、昆虫も大ダメージを受けた。
既出だけど
当時のカエルには冬眠や夏眠の能力があったんだろな
弱そうで強いってこと
水陸に棲息できて虫を食べてたから?
けどそうするとヘビ、トカゲ、イモリ類も爆発的に増えてるか
ケロッとしてたんだろうね。
無慈悲な天の采配にゲッコーしてたと思うぞ
まあ日照不足による餌の枯渇で 早々に飢えるわなあ
引用元: https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1499607262/
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