もし曹操が劉備を皇帝に押し上げていたら?
曹操「禅譲の詔を下す!皇帝は劉備!」
劉備「ファッ!?」
14: 2019/04/11(木) 18:14:23.85
諸葛亮「軍の勢を失った今、兵糧を蓄え軍馬を整えるべきかと」
荀彧「長江は天然の要害、呉の討伐は先送りにして他に当たるがよろしいかと」
劉備「蜀いこ」
程昱「目下の脅威は馬騰でございます、北涼を征するがよろしいかと」曹操「よし、次の収穫期を待ち、馬騰を倒す。準備をせい」
劉備「暇やから鹿狩りするやで」
曹操「陛下、大丈夫ですかな、何なれば私が」
劉備「ズドドドドド」
劉備「これは孔明が開発しておった十連弩でな」
曹操「は、話には聞いておりましたが」
劉備「プロトタイプが出来上がったのである。全軍に配備させようではないか」
楊修「庭園が完成いたしました」
曹操「活」
劉備「劉備参上」
楊修「この門を取り壊せ」
そして呉の出番なしやん
呉はなんかほのぼのする逸話が無くて…努力はしてるけど
曹操「一合蘇」
曹操「誰が食べよと言った?」
楊修「陛下が100箱の蘇を賜われたのでゴフッ
丞相も手伝ってもらえませぬでしょうかゲーフ」
曹操「荀イク、お主が食べてみよ」
荀イク「甘くて…苦うございます…」
曹操「まだまだあるぞ」
荀イク(漢の忠臣、文若がんばる)
普通に劉備と曹操って仲良いんだよなあ
王粲の英雄記によれば反董卓連合時に一緒に挙兵してるぐらいだし
下手したら黄巾の頃から知り合いだった可能性すらある
黄巾の乱で曹操が劉備を見て「なんか凄い奴らがいるなって思った出来事があったとか聞いたことある
曹操「鶏肋…鶏肋…」
劉備「鶏肋大好きやねん」
楊修「今夜の合図は鶏肋である、警戒を怠るな!」
時は遡り、赤壁にて
小喬「大都督、いけませんわ戦を前にして」
周瑜「良いではないか、風など必要ないのだ」
曹操「ゴクリ」
小喬「大都督、お戯れが過ぎますわ」
周瑜「そなた恥ずかしいのか?ハハハ」
程イク「丞相、黄蓋の船の喫水が浅うございます。何やら怪しいですぞ」
曹操「あっ、そんな事を」
小喬「いけませんわ、そんな…」
周瑜「そうは言ってもこんなになっておるではないか」
程イク「丞相!黄蓋の船が火をつけて突っ込んで参りました!」
曹操「周瑜め!あんなうらやまけしからん!」
程イク「じ丞相!火が燃え移っております!お逃げなさいませ!」
曹操「ぬああああぁぁ!」
これwwww
一方その頃
劉備「これはよい筍だ、水煮にしよう」
張飛「兄者!あっちにも生えてるぞ!」
夏侯惇「陛下、そろそろ出発の時間です」
劉備「よし、出発するぞ!」
劉備「弥七よ、あの岩山の上にワラビが生えておる。取ってきてくれぬか」
趙雲「や?はっ、直ちに!」
夏侯惇「陛下、あまり時間をけるのはどうかと。兵糧にも限りがありますゆえ」
劉備「判っておる。すぐにでも出発いたそう」
劉備「あっ、あっちに美味しそうな菜の花が生えておる、あちらの道を迂回する!」
張任「もうずーーーっと伏兵して待っておるが、まだ来ない」
曹操「スタスタ」
曹操「どっこい…」
劉備「ストッ」
曹操「∑(゚Д゚)は、早い」
劉備「おやおや、歳をとって動きが鈍くなったのですかな?(・∀・)」
曹操「ムムム」
百官一同「この皇帝、只者ではない…」
白馬門
曹植&荀イク「やいのやいの」
劉備「どしたどした」
門番「この門は陛下以外の馬車は通れませぬゆえ」
劉備「曹植殿は急いでいるのですな?」
曹植「はい、とても」
劉備「助さん!角さん!」
関羽「はっ!」
張飛「誰それ」
劉備「この馬車を破壊せよ!」
曹植「!?(゚Д゚)」
劉備「さあ、門を出てから馬で参られよ。後でもっと良い馬車を送らせよう」
曹操「この門を…えっ?」
楊修「取り壊す?取り壊す?」
曹操「壊さん!」
程イク「丞相がこれを見舞いに持って行けと」
荀イク「パカッ」
荀イク「空…か…」
曹操「なーんちゃって、自分で持ってきたよーん!」
曹操「驚いた?ねぇねぇ驚いた?」
五鳳楼
劉備&曹操「キャッキャウフフ」
耿紀「めっちゃ仲ええやん。反乱やめよ」
関羽「兄者を守って矢を受けてしまってな」
華佗「これは、毒ですな。傷口を切り開いて骨を削らねばなりません」
関羽「碁を打っておるから、その間にやってくれ」
劉備「雲長ー!ファイッ!オー!」
張飛「兄貴ー!そうだー!頑張れー!」
趙雲「もう少しの辛抱ですぞー!」
曹操「関羽が矢を受けただと!大丈夫か!?見舞いに参った!」
諸葛亮「護摩壇を焚きましょう」
関羽「うるさい」
華佗「とっくに終わりました」
劉備「雲長の全快祝いをしよう」
関羽「ははは兄者、これぐらいどうという事はありませぬ」
曹操「陛下が行方不明だと!何をやっておる!」
荀イク「門番が言うには文武官の格好をした人物が東門から出て言ったと」
諸葛亮「どうやら宮殿を探しても無駄の様ですね」
曹操「5000の兵を動員する!探せぃ!」
劉備「ははは、世は事もなく、天下泰平であるな」
張飛「許都の豚肉はホント美味えな!」
関羽「兄上、何やら街中が騒がしい様です」
曹操「陛下!何をしておられたのですか!宮中は大騒ぎですぞ!!」
関羽「申し訳ござらん…」
張飛「(´・ω・`)」
劉備「かかったな、これは空城の計だ」
曹操「嘘つけ」
諸葛亮「嘘つけ」
荀イク「さもありなん」
関羽「その半分は旦那にも権利あるんだから」
張飛「財産分与で店は余裕で貰えるだろ」
曹操「バ○だよな」
孫権「参内させよ」
トウ芝「ぬおおぉりゃあぁぁぁ!」
孫権「あ、あの鼎をひっくり返すとは!」
トウ芝「はぁはぁふー、これが我が魏漢の力であります」
孫権「魏漢恐るべし」
張松「魏の力は強大で、蜀と手を結ばねば呉も飲み込まれますぞ」
孫権「うむ、その通りだ共に魏を攻めよう!」
曹操「もはや弱小の蜀と手を結んだ所で呉の運命は風前の灯」
孫権「確かに。我が国土を保証してくれれば手を出さん!」
張松「我らが漢中を攻め、貴国が合肥を攻めれば勝利間違いなしですぞ」
孫権「決めた、合肥を攻めようぞ!」
劉備「仲良くしようよ」
孫小妹「この方の眼…信用するに値すると思います」
孫権「うーん仕方ないなぁ」
蜀陥落
元々ここには来てないやろ
劉禅は旧臣が甘く見ても「白糸」や「桓公に次ぐ」ぐらいの評価やからなあ
軍権をずっと家臣に握られてて無謀な北伐止めようが無かったんだから
名君とか擁護するのはともかく暗君扱いは流石に可哀想だけどね
宦官の専横も北伐反対派と推進派の権力争いのせいだったし
軍権だけじゃなく政権も家臣に握られっぱなしやけどね
宦官の専横って言われる時点で皇帝の親政失敗とほぼイコールやからなあ
あと北伐を安易に無謀と言うのは劉禅を安易に暗君と言うのと同じレベルやろ
劉備「孟徳よ、とうとう蜀の地を手に入れたようだな」
曹操「はい陛下。目下呉とは不戦条約を結んでおりますが、この勢いをかって一気に攻め込もうと思っております」
劉備「もはや魏漢の天下は揺るぐまい。それより皆で是非蜀の地を見てみたいのだ」
曹操「ふむ、この中華を横断して陛下の御威光を民に知らしめる、それも良いでしょう」
蜀にて
劉備「韓信!張良!項羽を討って天下を取るぞ!」
曹操「御意!」
諸葛亮「劉邦様、天下をお取り下さい」
劉備「キャッキャッ」
諸葛亮「…前々から蜀に行きたがってたのは、これがしたかったのですか」
曹操「まぁ、すっごい楽しそうやし、ついでに前線視察でもしながら帰るやで」
曹操「ここ長沙には黄忠という猛将がおってな。前から目を付けておった」
劉備「ちょっと挨拶してこ」
関羽「兄上、是非、ひと勝負してみたいのですがウズウズ」
関羽「老いてなおこのような豪腕、敬服致しました」
黄忠「関羽将軍こそ、あの呂布と対等に渡り合ったと聞いておりますぞ!」
劉備「朕も呂布と戦ったやで」
張飛「俺も俺も」
黄忠「官渡では陛下と共に駆け付け、顔良文醜を討ち取ったとか!」
曹操「あの時、陛下は少ない手勢だけでいきなり袁紹軍に突入して守るの大変だった」
劉備「ところで朕はこの魏延という男が気に入った」
曹操「韓玄はこのまま城を治めよ。だがこと軍事においては黄忠、魏延が司るのだ、よいな」
諸葛亮「魏延…良い名ですな」
正史の関羽(黄忠と会ってない)「黄忠?そんな奴知らんし。ジジイやないかい!」←わかる
演義の関羽(黄忠と一騎打ち)「貴殿の武勇は素晴らしい」
演義の関羽(その後)「なんでジジイと序列が一緒なんや!」←お前あの一騎打ちの時の態度は何だったんだ
劉備「阿斗よ、高祖本紀はもう覚えたか?」
劉禅「それが…まだ覚えておりませぬ…」
劉備「よいよい、もう充分遊んだし。」
劉禅「遊んだ…とは?」
劉備「いやいや」
劉備「そんな事よりも、美味しい韮の育て方を教えてしんぜよう」
劉禅「普通の勉強をしとうございます」
劉備「孟徳が倒れただと!?」
程イク「今、神医華佗を呼びましたが丞相は斬れと」
劉備「華佗よ、本当に治せるのだな?」
華佗「過去に一例がございました、治してみせます」
劉備「孟徳よ、おぉ孟徳よ、心配しておるぞ!ささっ、薬湯である」
曹操「陛下が来られるほどの事はありませ…バタッ」
劉備「麻肺湯が効いたようだ!先生!」
華佗「直ちに!」
劉備「雲長、子竜は許褚を抑えよ!翼徳、八兵衛はその他の兵を!」
関羽&趙雲「はっ!」
張飛&糜芳「はっ!」
劉備「孔明、外の兵はどうなっておる!」
諸葛亮「館の外に金鎖の陣を敷きました、治療が終わるまで時間が稼げましょう」
荀イク「へ、陛下わわわじ、丞相…」
関羽「我ら2人をもってしても抑えられんとは…」
趙雲「むうぅ…な、何という馬鹿力!」
許褚「じょおおしょおおおぉぉぉ!」
華佗「ふぅ、術式は無事に終了致しました」
曹操「ボク、ソーソーモートク、ギカンノジョーショー」
許褚「丞相!?(゚Д゚)ポカーン」
劉備「せ、先生、大丈夫なのですか?」
曹操「ワレ、オモウユエニ ワレ アリ。ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ。E=mc^2」
華佗「2、3日もすれば正気を取り戻すでしょう」
曹操「ワシはこのまま隠居する。生きている事は伏せるノダ。72の墓を建て、本物以外にはハズレの棺ヲ入レテおケ」
劉備「まだ戻りきっておらぬな。暫くは我が宮殿に住むがよい」
曹操「許褚よ。ワシの事はタヒんだと思い、どうか曹丕に仕えテやってクレ」
許褚「今までのご恩に、命をかけて報いる所存でごじゃじまふ(´;ω;`)」
曹操タヒ去
曹丕「ち、父上ええぇぇぇ!」
曹操「壁ω・`)チラッ」
曹操「彰、植が来ておらぬではないか!」
劉備「曹彰殿は行軍中で、到着が明日になる様ですな」
曹操「植はどうせ呑み呆けておるのだろう、放蕩息子め!」
劉備「三者三様のよい跡取りではないか。一献呑んで落ち着かれよ」
曹操「生ある内にタヒ後の世を見る、そこに酒あらば之謂う事は無し」
曹植1「豆を煮る時」
曹植2「豆を燃やせば」
曹植3「豆は窯の中にありて泣く」
曹植4「元は同じ根より生ぜしに」
曹植5「相煎ること」
曹植6「なんろはらはら急らる」
曹丕「はらはらとは何だ?」
曹植「かみまみた」
曹丕「斬首ね」
曹植「えー」
劉備「あいや待たれい、丞相曹丕殿、我が宮殿に来られよ」
曹操「曹丕よ、久しいな」
曹丕「ち…父上…?生きておられたのですか!」
曹操「曹植にタヒ罪を申し付けた様だな」
曹丕「丞相になった私を軽んじる者が少なからず居り綱紀を粛正したいが為、したくてやった訳ではございませぬ」
曹操「あんな葬式にも来ずに酒かっくらって歌って寝てばかりの駄目息子だが、やはり我が子なのだ、タヒ罪は免じてどこか辺境へ追放で許してやってくれぬか」
曹丕「根に持っておられますね」
曹丕「植は安郷候に封じます。それよりも、父上の後を継ぎ丞相になり、どれだけ教えを請いたいと思った事か…!」
曹操「儂はいつでもここにおる、今宵は大いに語り合おうぞ。」
曹操「よいか曹丕よ、間違っても曹操になろうなどとは考えるでない」
曹丕「しかしそれでは臣下達が付いて来てくれぬのです!」
曹操「儂は何度もタヒ線をくぐり抜け一代でこの魏を作り上げた。それは他の誰にも真似は出来ぬ事」
曹操「そなたはそなたなのだ。肩の力を抜けい、臣下から認められぬなら陛下のご威光をも利用するしたたかさを持てばよいではないか」
曹丕「あぁ…」
曹操「陛下は儂が唯一認めた男、よく解っておられる。そなたを助けてくれよう」
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