上永哲矢
2023.06.19
三国志の入門書として、今なお愛読者を増やし続けている不朽(ふきゅう)の名作、横山光輝(よこやまみつてる)『三国志』。作中でも不動の人気を誇る諸葛亮(孔明/しょかつりょうこうめい)のエピソードや、官渡(かんと)の戦いが省略された理由を探る。
■3分の1が終わって登場する「主人公」
「やっぱり諸葛孔明が主人公だと思って読み始めた人も多いみたいで、一体いつ主役の孔明が出てくるんですか? と読者の方にはよく言われました」
漫画家・横山光輝(1934~2004)は生前のインタビューで、こう話していた。諸葛亮の知名度や人気がよくわかるが、彼の登場はコミックス全60巻のうち、実に1/3が終わった21巻から。当時の読者がいかに首を長くして待ったか、また「三国志」がいかに長大な物語であったかも思い知らされる。
「子どもの頃に吉川英治さんの小説を読んで印象深かったのは諸葛亮で、すごく好きだった。誰もいない城で琴を弾いて疑いを持たせたりとか、ああいう策に非常に興味があったんです」
先に紹介した曹操も同様だが、諸葛亮にも格別な思い入れがあったようだ。それだけにビジュアル化には苦労したらしい。
「孔明の顔って、難しいですね。理知的で、美男子に描こうとは思っているんですけど、髭(ひげ)を生やすと人間の顔はドンドン変わってきますしね。それに若いころは美男子に描いても、年をとってくると、髭だけをピュッと描くわけにもいかない。品よく、しかも年相応に描かなきゃいけない」
横山が「難しい」と語った孔明の顔。『人形劇 三国志』の生みの親である川本喜八郎(かわもときはちろう)も「粘土をこねていても、なかなか孔明にならない。4回目にようやく孔明になってくれた」と生みの苦しみを語っていた。曹操(そうそう)や劉備と同様、とくに主役クラスの顔には、作者の試行錯誤と創作にかける情熱が込められているのだ。
逆に、別の意味で難しかったのが劉備だという。
「優しいか人徳があるかはともかくとして、孔明や張飛(ちょうひ)、曹操のような強烈な個性がないんです。どうも中国の偉い人というのは、何か茫洋(ぼうよう)としているというのか、おおらかというのか、そういう表現の仕方になってくる。それで福徳というんですか、耳が大きくて象耳(ぞうみみ)だとか福耳(ふくみみ)だとか、そっちの方が強調され出してくる。ああいうのも面白い」
■「官渡の戦い」が省略されたワケ
さて、ここで冒頭の諸葛亮の話とも関わると思えるのが「官渡(かんと)の戦い」だ。横山三国志を通読してみると、200年に曹操(そうそう)と袁紹(えんしょう)が中原の覇権を競った、その重要な合戦が省略されていることに気付く。
その前哨戦「白馬・延津の戦い」は、コミックス17~18巻で描かれている。顔良(がんりょう)、文醜(ぶんしゅう)を討ち、曹操へ恩返しする関羽の見せ場だ。物語は、そのまま関羽の「千里行」から主従の再会に進み、江東での「孫策(そんさく)の最期」(200年)が描かれて19巻が終わる。
横山光輝「三国志」でわずかに描かれた官渡の戦い。横山光輝「三国志」希望コミックス版 第20巻より。©横山光輝・光プロ/潮出版社
しかし20巻の冒頭では、それから7年後に話が飛ぶ。「官渡の戦い」は、わずか2コマで説明され、劉備や孫権(そんけん)の動静とともに数ページで流される。207年に劉表(りゅうひょう)が「のう玄徳殿、袁紹(えんしょう)はなぜ敗れたのであろうのう」「もはや、この国で曹操に太刀打ちできるものはおるまい」と劉備に語る場面から再開する。
戦いが省略された理由。その前提となるのが、当時『三国志』が連載されていた雑誌『少年ワールド』(潮出版社)の休刊による中断だ。同誌は1965年「希望の友」として創刊、1978年に「少年ワールド」と名前を改名したが、1979年11月(12月号)で休刊を余儀なくされた。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.rekishijin.com/28018
三国志ではないが、去年からコンビニ本の横山光輝マンガが再販されてるわ
うちになぜか44巻だけあるけど、普通に劉備が主人公でしょ
孔明がそんなに遅く出てくるのは知らなかったけど、21巻ってのは確かに遅いな
勝ったり負けたりの話をそんなに続けたのかよ
一般的に劉備主人公のときが前編で、後編の主人公が孔明と言われてるな
初期の劉備は弱すぎて負けては誰かの世話になって
裏切ってはまた負けて、誰かの世話になるの繰り返しだし
一体どこが人徳あるのかさっぱりな主人公だわ
横山三国志は長すぎて途中で挫折したわ
劉備がお茶買ったとこで力尽きた(´・ω・`)
俺の高校生んときのツレは
黄巾の乱が終わるあたりで
なんだこれつまんねぇって投げ出してたっけな…
かあちゃんにお茶を買っていた青年が我が子を地面にぶん投げる鬼畜になるで
どうやって聞いたんだよ? イタコか?
とても少年漫画家とは思えない最期でしたなあ・・・・
タバコの不始末だっけ?
雑誌の休刊で間が悪く官渡が省略されたのか
曹操の活躍を強調しないためと言われてたからだいぶ印象が違うな
どっちもあってる
移籍再開した矢先で曹操大活躍の官渡の戦いでは新規読者に主役が曹操と思われてしまうからすっ飛ばした
普通に続けて描けていれば官渡の戦いも描けたんだろうが
老化
所帯が大きくなってしがらみも増え若々しい理想を追えなくなった
ここにいるぞ!
興味があればだが、三国志、ゴルゴ13、こち亀などは全巻揃えると楽しいと思う。ただこち亀はセリフ改変多いらしいからきついな。雑誌掲載時の完全版をジャンプコミックスサイズで復刻してくれれば良いのだが
劉邦は始皇帝とほぼ同年代だから作中に登場はしてなくても誕生はしている
あ、もう誕生してんだ
はよ出して欲しい
桓騎タヒんでから最近あんま面白くないからそっちのが楽しみで
舞台も違うし
まだチンピラだしね
ヒゲがクリンってしてるし
横山でイケメンに描かれたのは、関羽、姜維、曹操、周瑜
黄皓容疑者もいたよな
平家物語の昔から戦記物はよろいかぶとやらでキャラ付けするもの
ドラキー韓遂、馬超と太史慈の兜は個性あったな
しょうみ10人ぐらいしか覚えれんよな
原典:横山光輝『三国志 8 曹操の智謀』(潮出版社,1998)102p
斬れっ!
つまらないかな
三国志から春秋戦国時代は面白いと思うんだけどな
隋唐演義とか無いんかなあ
李靖とか中国の歴史上
最高級の武将だろう
単純に内輪揉めの話で終わるからつまらんしな
https://pbs.twimg.com/media/ETwvKa8UUAADEZr.jpg
視線誘導がまったくなっとらんじゃない
史実ベースの蒼天航路もまた不朽の名作に数えられるべきだわ
でも関羽のタヒのくだりはは蒼天みたいに美化してないしくどくもないぞ
横光版龐統ってイケメンよな
https://pbs.twimg.com/media/EjFhiyrX0AEYlI3.jpg
呂不韋さん転生したんすっか?
https://i.imgur.com/XEgACuT.jpg
北方謙三の三国志は官渡の戦いの描写も倉亭の戦いも熱いよな。
袁紹が体の自由がきかなくなって焦りとも恐怖とも言える心象に取り憑かれる描写も好き。
袁譚のヤル気がある無能っぷりもナイス。
これはいいバンコランですね
でも眼力で男子はメロメロに
関羽がやらかさなければワンチャンあったかも
劉禅の代ではどうしようもない
天下三分といっても、蜀は山ばかりだったからね
広い平原を持つ魏と海運がある呉と比べて地の利がなかった
蜀なんて夷陵で一度負けただけで陸遜に「もう蜀は天下を望めない」とか言われたくらい壊滅してたし
言うて大敗は赤壁くらいじゃね?
赤壁の大敗つっても
魏の指揮官クラスの損害は
ほぼゼロとか言うしね
何か上手く行かないし、一度引くか
くらいのノリだったのかも
地獄みたいだな
三国志読んだ後日本の歴史小説読むとあの頃の中国どうなってんだって感じで数字を理解できなくなる
夷陵の戦いで70万の軍が…とかって、政令指定都市一個出来る人数じゃん
どんだけ人口いたんだよ。
中国の数字はいつもモリモリだから。
陳慶之とかあり得ない戦功w
中華に朝貢、柵封していたと嬉々として書いてるけど周辺国にとって貢ぎ物を持っていけば10倍の返礼品があるからわざわざ朝貢してたのが実態だけどな、中華に認められて判子もらって嬉しいとかないからw
これにも最後にちょっと返礼品と書いてあるのが笑ってしまう
行間から読み取れないはずのものまで読み取るのが腐だからな
関羽千里行から曹操関羽夏侯惇の三角関係を看破し、関羽のタヒへの曹操の反応から曹操関羽孫権の三角関係を察する
それが腐女子
知らんけど
つまんないことでも
自分でやらなきゃ気が済まない性格で
司馬懿にそれを見透かされて
そのうち過労タヒするんじゃね?と言われてたが
あれは史実なのかな
それは正史に書かれたエピソードだよ
他人に任せられない性格なのか
任せて、配下に「五度目の遠征でまた戦線膠着してるのにふんぞり返ってるのか」とか叩かれるのを避けたかったのかも
個人個人のつまんねー争いの仲裁すらやってたとか
そりゃそんなのまでやってたら過労タヒするわ
まあ1800年も前の話なので話半分で
日本史で言ったら北海道と九州以外の全部を統一されちゃった状態
もう少し後になると江南が爆発的に成長して人口や生産能力で北部を上回るけど
引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1687161811/
コメント