ヨーロッパ・ライン川に沿った文明の歴史を語ろう
「エジプトはナイルの賜物」というが、アルプス以北の欧州も、ライン川の文明だ
暗黒の中世においても、ライン川の周辺だけは別格の先進地
そんなライン川の歴史を語る
2: 2018/05/12(土) 19:54:56.16 0
ソーヌ川~ローヌ川を南流し、地中海に注いでいたことがある。
ブルーバナナ(フランス語: Banane bleue、ドイツ語: Blaue Banane、英語: Blue Banana、「青いバナナ」)とは、
西ヨーロッパにおいて特に経済的、人口的に発展しているバナナ型の地帯のこと。
ホットバナナ、ヨーロッパのメガロポリス、ヨーロッパのバックボーンとも。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/04/Blaue-banane.png/350px-Blaue-banane.png
ドイツの心臓部とも言われるルール地方、欧州の首都を擁するベルギー、中世から先進国だったオランダが、ライン川に沿って並んでいる
スケールは違うが、長江の流域が中国の中心なのと同じ
ライン諸島なら大丈夫
スイスの国際貿易港はバーゼル
ライン川のおかげで船で原料・部品輸入、製品の輸出できる。
実現していたら、ヨーロッパの歴史はすごく変わっていそう。
シャルルマーニュ帝は実際に運河の建設を命じて工事が行われている。
ただし実際に機能するとろまで漕ぎ着けたかは、歴史家の意見が割れているとう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Fossa_Carolina
ドイツ西部を南から北に向かって流れるライン川は、アルプスに水源を発し、北ドイツの低地を貫流して北海に注いでいる。
ローレライの奇岩と美しい古城が独特の景観をつくっているが、ボン、ケルン、デュッセルドルフなど、ルールの諸工業都市を抱いてラインラントを形成している。
>>17
ライン川は、上流のストラスブールあたりでは、ドイツとフランスの国境になっている
途中からドイツの川になり、両岸がドイツの領土
これが、フランスと長いことモメてきた元凶
プロイセンがナポレオン戦争の報奨にラインラントをあてがわれたのは、メッテルニヒの嫌がらせかもしれない?
自然国境説とか言ってライン川を侵略の口実に使ったルイ14世が悪いんだ
流域にある主な都市
スイス バーゼル
フランス ストラスブール
ドイツ
カールスルーエ
マンハイム
マインツ
コブレンツ
ボン
ケルン
レーヴァークーゼン
デュッセルドルフ
オランダ ロッテルダム
「ラインの奇蹟」とうたわれた、西ドイツの高度成長
その頃のライン川は、「ヨーロッパのドブ川」と言われるほど汚いので有名だった
魚の大量タヒだの、沿岸の樹木の大量枯タヒといった事件が相次いだ
エジプトがナイルの賜物なのは、誰もが知っている
中国が黄河と長江の文明なのも周知の事実で、中国の歴史の話に、この2つの大河が出てこないほうが珍しい
しかし、欧州がライン川の文明であるということは、それと同じレベルで認知されてはいないように思う
アメリカ合衆国がミシシッピ川の文明であることも、そうだ
近世初頭まではまだイタリア半島が中心でしょうに。
政治的にもライン川流域が中心になったのは下手をすると冷戦後じゃないか?
中国の江南地域は、通常、「長江の下流デルタ」として登場する
しかし、オランダやベルギーは、「ラインの下流デルタ」というより、いつも「海に面した港の国」として登場するように思う
これは気のせいか?
ライン川の流域は、最も肥沃であり、炭田と鉄鉱がある工業地帯
日本の太平洋沿岸と並び、工業地帯として東西の両横綱だった
いまは中国とベトナムが世界の工場だが
日本では、河川は水田に水を引くための水源というのが、最も重要な役割だ
欧州では、河川は主に輸送・物流に使われる
「これは川ではない。滝だ」と言われるほど、日本の河川は急流だ
鴨川『…』
大阪商人『……』
京都市民『………』
ドイツの三大河川
ドイツには大きく分けて三つの川が流れていると言えるのではないでしょうか。
一つ目がライン川、二つ目がドナウ川、三つ目がエルベ川だと思っています。
『だと思っています』ではなく、そのようにドイツの地図や欧州の地理を覚えました。
ドイツは日本のように北海道、本州、四国、九州と明確に分かれている訳ではありませんから。
>>28
ローマはベルリンとほぼ同じ経度なんだよなあ
イタリアは、意外なほど東に位置している
中世には、ドイツ・フランスは後進国だったが、ライン川沿岸だけは別格
フランドル地方は、北イタリアと並ぶルネサンスの一大拠点
ナイル川や長江の下流は、肥沃な三角洲での巨大か農業生産力に強みがある
ライン川は、そうではない
ヨーロッパの内陸と北海・バルト海をつなぐ物流の中心であることが、その強み
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