どうしてヨーロッパの中世はローマ帝国以降、停滞してしまったの?
ローマ帝国の繁栄はどうしたんだろうな
銃が登場し始めた頃から中国とイスラムごぼう抜きして今に至ってるから凄いわ
宗教的信念に基づいて行動すると人類は停滞するんだよ
逆だ逆
一神教がないと人類は発展しない
もちろん中世イスラムが一神教で文明が停滞したように諸刃の剣でもあるけど
ヨーロッパ(とその付属のアメリカ)だけじゃん一神教で発展したの
宗教の文明の因果関係なんてほぼ無いだろ
一神教は十分条件じゃなくて必要条件ね
一神教が文明を全て発展させるわけじゃないけど中世欧州のようなイノベーションに一神教は絶対必要
平安末期の末法思想みたいにさ
2000年後に再発見されるまでの停滞がなければ今頃人類は銀河の半分くらい支配してたろう
宗教云々は所詮後付け過ぎん
妄想で断言してるようにしか見えない
キリスト教はヨーロッパの衰退の象徴だった
しかし一転して大航海時代以降はヨーロッパ繁栄の象徴となった
一神教は世界の見え方を変えたんだよ
中国や日本は世界に不可解なことがあってもありのまま受け入れるとか禅とか仏教とかそういう思想だろ
キリスト教は神様がこの世界を作ったのであり故にあらゆるものに全て法則があるという確信があるので
なんとか法則を探そうとする
ケプラーもニュートンも敬虔なキリスト教徒で神様が作った宇宙の法則を本気で探してああなった
近世以降はまた話が違うけど中世の科学者・発明家は神様の作った法則を探して発明発見をした
千年以上経ってからなのに一神教のおかげと言われてもね
そういった白人を徹底的に妨害してたのがキリスト教なんだ
そしてキリスト教が抑圧しきれなくなったのが近世以後のヨーロッパだ
その科学を発達させる思考法がキリスト教じゃないと生まれないんだよな
今科学者になるためにはキリスト教のほうが有利とかいう話じゃないからな
中世の時点で産業革命にいたる様々な発見をする科学革命のようなイノベーションは一神教じゃないと無理ということ
順番が逆だと思う
科学を進歩させるような考え方から生まれたのがキリスト教とかの一神教
ヨーロッパ人が他の地域の人より優れた存在になったのは
西洋は音も全て細分化して法則化できるという発想から現代の楽譜を
修道士が定型化したのも当然の話
西洋音楽のそのような発展はギリシアのピタゴラスに基礎を置くからであって
ピタゴラスは数学家みたいに思われてるけれど
今風に言えば新興宗教「世界は数秘で成り立つ教」の教祖やからね
一神教だからすぐれた業績が得られたということに説得力がない
イスラム教は中世初期までは世界の最先端
12世紀に原理主義台頭により科学的思考が敵視されはじめた
このへんが西洋との分岐点かな
西洋は科学的思考は神の意志そのものという発想で原理主義を振り切った
ギリシア人多神教だけどギリシアの方が一神教より中世イスラムと近代西欧の繁栄に大きな影響を与えてるんじゃないの
ギリシャの文明レベルは多神教というか一神教でなくても可能
東洋の中国はもっと発展しているし
でもそこでいけるのはせいぜい宋の文明まで
それ以上のモチベーションは宗教的確信がないと無理
宋なんて古代ギリシアよりずっと後じゃん
宋は文明レベルでいえば当時最も発達していたけど
一神教でないとそこまでなんだよな
宋もその後も中国王朝もイノベーションをおこせなかった
科学を発展させたキリスト教徒も
中世においては根は同じなんだよ
キリスト教は邪教だしキリスト教がなくてもヨーロッパは発達してた
科学の発展に貢献して異端扱いされた錬金術師も本人目線はものすごく真面目なキリスト教徒がほとんどなんだよな
17世紀以前は信仰心が最強のモチベーションになってるから調べてみるといい
ケプラーとか太陽が神様で地球がキリストで間にあるのは精霊という確信めいた妄想がまずあってそこらかケプラーの法則を導き出したんだからな
ヨーロッパが発展し始めるのは古代ローマやギリシャの発見以降
その古代ローマやギリシャは多神教
一神教は無関係
そういうのが全くない世界を想像してみてくれ
そこに法則があると確信して探すほうがそんなものがあることを想像すらしない奴よりは
発見する可能性が高いのはわかるだろ
真理が一つしかないということが真理を常に追い求めるという姿勢になるか
それ以外の真理を拒否するという姿勢になるかは一神教とは別の要因だよね
社会の停滞に一役買ったんじゃね
ノーベル物理学賞のスティーブ・ワインバーグいわく
ギリシャの科学は哲学の派生にすぎないそうだよ
分析と法則性の抽出の今日にも通じる科学的手法は定まってなかったらしい
ギリシア人は天才なんだな
厳密な科学的方法への態度に貢献したとは思うが
キリスト教だから科学が進歩したというのは
結果を知った上での推測にすぎんように思う
とはいえ最初の命題が社会の深刻なテーマになったのは
中世欧州においてキリスト教による絶対的な支配の構図が
確立したこととは関係あるんじゃね
近代主義はそこからいかに逃避するかを追求する過程で生まれた
学問の発展を阻んだのも支えたのもキリスト教だったといえる
一神教だったからと言えるかはわからない
一神教の信仰形態はどっちかというと
個人主義との関連が深いような気がするなあ
コミュニティのアイデンティティが信頼ならないものになった時に
そのような条件でも個人を救済する信仰として一神教は威力を増したんじゃなかろうか
ユダヤ教が確立したのはユダヤ人が土地から切り離されて
さまよっていた頃だよな
欧州のキリスト教もローマの共同体社会が瓦解しはじめた時期に普及した
一神教であれば脱中世して科学革命をおこせるものでもない
しかし科学革命をおこすには一神教は必須という必要条件
「全宇宙は神様が支配しているので法則がある」という民族レベルの確信があれば
そこから生まれた天才達がそれを解明するというベクトルのもとで集合知が積み重なっていく
この民族レベルの確信がないと天才がなにかを発見してもそこに価値をみいだせなかったり
後続がつづかなかったりで集合知になりにくい
集合知を作るためのシステムである大学だって教会が作ったものだしな
ペスト大流行だな
衛生状態がすごく悪かったから
日本でもあるにはあったがそこまで大流行ではなかった
人工の3/1がタヒぬレベルだから
宗教によって導かれて科学的態度が発達したことには同意するけど
一神教だけがそれを導く要素を持っていたかというと
それはよくわからない
事実からいえるのはそのような態度を発達させるスピードが速かったのは
欧州のキリスト教世界だったということ
>>55
これは俺の説とかではなくて科学史の本読めば普通に書いてあることだからね
元ネタ
・世界文明における技術の千年史
これは具体例も多くてすごく分かりやすかった
・科学の発見
ギリシャ科学が科学ではないことについてしつくいくらい書いてる
正直半分くらいしか噛み砕けなかったのでまた借りる
・科学は歴史をどう変えてきたか
科学革命をおこしたメンツがいかに宗教的なモチベーション(妄想)から出発したかよくわかる
ガリレオやケプラーやコペルニクスが反キリスト教徒だったり無神論者だったわけではないよ
教会は地動説を否定したかもだけど地動説をとなえた連中も純粋な宗教的衝動からなので
あれは同じ宗教による宗派論争のようなものだから
そして世界を解析しようとする宗派が生まれる可能性があるのが一神教だけだった
イスラムの場合もその可能性はあったが原理主義に負けた
最近流行りの孔子でも勉強しようぜ
ペルシャも二元論だろ
それにピタゴラスも宗教的にはオリュンポス信仰だろ
現代みたいに科学を根拠に神とかを否定する考え方がかなり異質
引用元: https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1556874602/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません