桃太郎を村上春樹風に書き直した結果wwwwwwwww
僕たちは既に諦めていた。
それが可能だとしても、あるいは不可能だとしても、初めから選択肢の中には入っていなかったのだ。
「少子高齢化」を受け入れ、子どものいない高齢者として生きて行くこと。
彼女が川に洗濯に出かけた時、僕は山で芝刈りをしていた。
まるで刈っても刈っても終わりのない、永遠に続く北国の雪かきのように。
ありがとう!w
文章書くの楽しい・・・
彼女が川でチノ・ショートパンツを洗濯していた時のことだ。
川の上流から、まるで太陽系における太陽のような存在感のある桃が流れてきた。
「まるで私に見つけてもらいたくて流れてきたみたいだった」と彼女は言った。
彼女は洗いたてのチノ・ショートパンツから手を放すと、川に入り、思春期の少女の感性のような淡い桃色の果物を拾い上げた。
「さぁ、一緒に帰りましょう」
人生はいつも不慮の事故によって生まれるのだ。
「桃よ」
彼女はその匿名掲示板のように巨大な桃をリビングルームに降ろすと、キッチンから毒舌の評論家のようによく切れる包丁を持ってきた。
まるで大量破壊兵器で街が破壊されるかのように、一瞬で彼女は桃を切断した。
僕は知っていた。これが一般的な桃ではないことを。
中から必然的に出現したのが人間だったとしても、驚かないぐらいの想像力は持っていたのだ。
僕はその子に何かいい名前を付けてあげるべきだと思ったし、彼女もそう考えていた。
「桃太郎」
と彼女は言った。
まるで初めから、そうなることが決まっていたみたいに。
桃太郎はすくすくと成長した。
種をまいたのは僕たちではなかったが、それは夏休みの自由研究の朝顔のように、順調に大きくなっていった。
ある日、僕がリビングでドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読んでいると、桃太郎が無表情でのまま話しかけてきた。
「鬼が島に鬼退治に行きます。きびだんごをつくってください」
僕たちは「鬼」というのは一種のメタファーだと知っていたし、彼を止める気はなかった。
だからこそ彼女はすぐにきびだんごをアマゾンですぐに取り寄せたし、僕もその様子を見守っていた。
この時は知らなかったのだ。
桃太郎が、何のために生まれ、そして成長したのかを。
僕たちはあまりに無知で、時に無力だ。
そして出発の日が近づいてきた。静かに忍び寄る恐ろしい病みたいに。
きびだんご作ってくれって言われたのに取り寄せで済ませるのか
「行ってきます」
この時僕は知っていた。
彼が向かう先が、「鬼が島」ではなく、「自分自身の心の闇」であるということ。
そして「鬼」とは「自分自身」であるということ。
僕たちはいつでも自分自身の恐怖や欲望と向き合う必要があるのだ。
「鬼退治」はもしかしたら、僕たちの生まれる前から始まっていたのかもしれない。
「鬼」という名の巨大な概念が、いつでも僕たちをむしばんでいくのだ。
「ただいま帰りました」
桃太郎が帰宅したのは、真冬の夜で、僕たちはちょうどキャンドルをともした部屋でトマト・スープを飲んでいた。
「お帰りなさい」
「ただいま」
僕たちが交わした言葉は少なかったが、それはよくデザインされた自然界の美しさのように、とても心地よい余韻を含んでいた。
「鬼は退治したよ」
「おめでとう」
こうして桃太郎は永い眠りについた。
もしもこの世界に朝が二度とやってこなかったとしたら、僕はきっと?燭の火をともし続けるだろう。
まるで永遠に続く孤独と絶望の中で、君という名の光を見つけることを祈り続けるように。
おわり
割とシンプルにまとめたと思ったな
>>14
長すぎても読んでもらえないと思ってw
見てくれてサンクス
>>16
村上春樹といえば性描写だよなw
参考にするwww
↑これ好きだわ。譬え方も語感も
おおありがとう!w
友人があまりにもゴリ押しするから忌避してたけど
手にとってみようかな
お薦めある?
とにかく短編。
東京奇譚集が好きかな
長編だったら羊をめぐる冒険。
ゴリ押しかwww
ありがとう。読んでみる
一人称小説って基本的には嫌いだけど
これは橋本紡ぶりに読める
おおww
橋本紡さんってのも俺もチェックしてみるー!
一人称嫌いなんだ
ハズレだったらあれだから借りてとか本屋でちらっと見てみてー
村上春樹風にするために意識したのは
・名詞は正式名称を使う
・オシャレなモノや店や食べ物などオシャレぶる
・比喩を使いまくる
・簡潔な文体にする
あとなんかある?
狂気ッ!その異常をすぐ読み取る婆ッ……!!
婆からしてみれば救い!
砂漠の中にあるオアシスのような感覚ッ…!!
福本なのか刃牙なのか
引用元: https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1501182585/
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